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学生向け薬物乱用防止等講演会を開催しました

2023年12月07日
明治大学 広報課

アカデミーホールには約600人の明大生が集まったアカデミーホールには約600人の明大生が集まった

第一部では実際の薬物事件を捜査する薬物銃器対策課の警察官が講師を務めた第一部では実際の薬物事件を捜査する薬物銃器対策課の警察官が講師を務めた

第二部では生活安全課の警察官からトラブルに巻き込まれないための対策が解説された第二部では生活安全課の警察官からトラブルに巻き込まれないための対策が解説された

明治大学は11月13日(月)、駿河台キャンパス・アカデミーホールにて薬物乱用防止等講演会を開催し、参加した約600人の明治大学生が違法・禁止薬物の危険性と若年層が巻き込まれうるトラブルへの対策方法を学びました。
 
冒頭、警視庁薬物銃器対策課・神田警察署による「薬物乱用の現状(薬物に手を出さないために)」と題した講演が行われました。講師は実際に薬物事件を捜査する警察官が務め、薬物乱用の実態や恐ろしさについて、具体的なエピソードを写真や映像を交えながら説明。薬物から身を守るための行動として、「Refuse(断る)・Explain(説明する)・Avoid(避ける)・Leave(立ち去る)の頭文字を取った『REALの原則』を守ることが重要だ」と強調しました。最後に「嘘をついてもいいので薬物に近づかない行動を取ってほしい。悩みを一人で抱え込んで薬物に手を出してしまう人もいる。まず、家族・友人やあらゆる機関の相談窓口などで打ち明けて」と学生に向けてメッセージが送られました。
 
続いて神田警察署から性暴力・性被害についてテーマにした講演が行われました。講師を務めた生活安全課の警察官が、SNSでの性被害、痴漢、レイプドラッグ、アダルトビデオの出演強要といったさまざまな問題の現状と具体的な対策について解説。最後に「『簡単』『誰でもできる』といった甘い言葉には惑わされてはいけない。何かあったら我々警察が力になるので110番してほしい」と訴えました。
 
講演会の最後には、明治大学学生相談室の職員が登壇し、学生生活の悩みを打ち明けられる相談室が全4キャンパスに完備されていることが紹介され、閉会となりました。
 
参加した学生からは、「犯罪が起きたり巻き込まれたりするきっかけを分かりやすく学べた」「薬物乱用や所持は個人の問題ではないことが身に染みて分かった」や「サークルの代表者として参加したので、薬物や闇バイトなどの危険性をメンバーに共有し、気軽に幹部学生に相談できる体制を整えていきたい」といった声が寄せられ、学生・大学共に意識を改める機会となりました。