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総合数理学部宮下芳明教授とキリンホールディングス(株)による共同研究「エレキソルト」の取り組みが日本学術会議会長賞を受賞しました

2024年02月17日
明治大学 広報課

受賞した宮下教授(左)と佐藤氏受賞した宮下教授(左)と佐藤氏

受賞時の様子受賞時の様子

受賞代表者らと高市早苗内閣府特命担当大臣(科学技術政策)による集合写真(写真=日本オープンイノベーション大賞事務局)受賞代表者らと高市早苗内閣府特命担当大臣(科学技術政策)による集合写真(写真=日本オープンイノベーション大賞事務局)

第6回「日本オープンイノベーション大賞」(主催=内閣府他)の表彰式が2月14日、内閣府講堂で行われ、総合数理学部宮下芳明教授とキリンホールディングス(株)による共同研究の取り組みが日本学術会議会長賞を受賞しました。

受賞タイトルは「電気の力で減塩食の塩味を約1.5倍に増強する技術の開発、その技術を活用した製品『エレキソルト』の開発」。受賞理由は、人々の健康な食生活への大きな貢献とナトリウムイオンの動きを制御するというアイデアが高く評価されたため。また、産学連携によるユニークな発明で、知名度を生かしたさらなる洗練化、展開への期待という点も評価されました。

表彰式では、宮下教授とキリンホールディングス(株)ヘルスサイエンス事業部の佐藤愛氏に表彰状と記念の盾が贈呈されました。受賞スピーチで宮下教授は「健康のためには美味しさを我慢しなければならない。私たちは、こうした常識から人々を解放し、美味しさと健康が両立する未来をめざしています。賞を励みにエレキソルトの社会実装と普及に努めます」と決意を述べました。

表彰式の様子はオンライン配信も行われ、視聴者による「推しプロジェクト」投票ではエレキソルトの取り組みがノミネートされた16組中で2位となったことが発表されました。

日本オープンイノベーション大賞は、内閣府が日本のオープンイノベーションをさらに推進するために今後のロールモデルとして期待される先導性や独創性の高い取り組みを表彰するもの。内閣総理大臣賞をはじめとする13種の賞があり、2022年までに73件の取り組み・プロジェクトが表彰されています。