明治大学ELM（エルム）は2017年6月、「収蔵資料Database」を公開するとともに、ホームページを拡充しました。「収蔵資料Database」では、医事法学に関して我が国有数の収蔵資料を誇るELMで整備・登録済みの図書系資料を検索することが可能となりました。ELMは医事法学・生命倫理学に関する図書等資料およびデータベースを広く一般社会に公開している国内唯一の公的な専門資料館です。
拡充したホームページでは、「明治大学ELM開館記念講演会・記念シンポジウム記録集」と「医事法学界の歩み（学界回顧）」を公開。「医事法学界の歩み（学界回顧）」は、2016年度からELMが新たに取り組み始めた医事法学領域に関する専門家向け文献案内です。
法・医・倫理の資料館ELMは、明治大学創立130周年にあたる2011年に設立。ELMとは、倫理（Ethics）、法（Law）、医療（Medicine）の頭文字を組み合わせた略称です。ELMは、「医事法学」を確立された唄孝一先生が生涯をかけて収集され、当大学に寄贈いただいた医事法学に関する書籍、公文書、音声・映像記録を基盤に、医事法に関する国内外の資料を収集管理して、わが国における医事法学研究の進展に寄与することを使命としています。
医療・生命倫理・家族などのあり方が根底的に問い直されている昨今の状況を踏まえた法学研究の必要性がますます高まっている中、ELMは「収蔵資料Database」およびホームページを活用し、法と医と倫理に関する様々な情報を発信していきます。
