Go Forward

プレスリリース

省エネルギー・省CO2・省資源型サーキュラーコンクリートの開発に着手 コンクリート廃材から骨材を回収・再利用し、サーキュラーエコノミーに貢献 明治大学理工学部小山教授らが再生骨材の品質管理手法の開発面で協力

2024年08月29日
明治大学

省エネルギー・省CO2・省資源型サーキュラーコンクリートの開発に着手
コンクリート廃材から骨材を回収・再利用し、サーキュラーエコノミーに貢献
明治大学理工学部小山教授らが再生骨材の品質管理手法の開発面で協力
明治大学は、竹中工務店(社長:佐々木正人)、鹿島建設(社長:天野裕正)、栗本鐵工所(社長:菊本一高)、コトブキ技研工業(社長:奥原祥司)、三和石産(社長:中田泰司)、成友興業(社長:細沼順人)、八洲コンクリート(社長:桐生了英)、および吉田建材(社長:吉田博)らが着手した省エネルギー・省CO2・省資源型サーキュラーコンクリートの開発注1に参画します。

このサーキュラーコンクリートは、CO2排出量を削減する環境配慮型セメント注2と、解体コンクリート注3から製造する再生骨材や戻りコンクリート注4から取り出す回収骨材(あわせてリサイクル骨材)を使用するコンクリートです。コンクリート体積の7割を占める骨材の回収・再利用技術の開発により、コンクリートのサーキュラーエコノミーに貢献します。

本学の小山明男教授、松沢晃一准教授らは、従来から再生骨材および再生骨材コンクリートの研究、ならびにこれらに関連するJIS(産業規格)の制定・改正に主導的に携わっており、今回、その知見を活用して本開発における再生骨材の効率的な製造管理や再生骨材コンクリートの品質管理手法の最適化等を担います。

本学ではこうした研究を通じて引き続き社会課題の解決に貢献します。

用語説明

  • 注1 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム」の重点課題推進スキームで実施
  • https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100197.html
竹中工務店プレスリリース
https://www.takenaka.co.jp/news/2024/08/03/

  • 注2 環境配慮型セメント:従来よりもCO2排出量が少ないセメント
  • 注3 解体コンクリート:建物などの解体時に生じるコンクリート廃材
  • 注4 戻りコンクリート:建物などの新築工事で余剰となり、生コン工場に返却されるコンクリート廃材
コンクリート利用サイクル:現状(左)と本開発実用化後(右)の比較
お問い合わせ先

内容に関するお問い合わせ

明治大学理工学部建築学科 建築材料研究室 小山明男 教授
TEL:044-934-7337(研究室)
Email:akoya@meiji.ac.jp

取材に関するお問い合わせ

明治大学 経営企画部 広報課
TEL:03-3296-4082
MAIL:koho@mics.meiji.ac.jp
取材お申し込みフォームから必要事項をご記入のうえ、送信してください。
取材お申し込みフォーム
問題なく送信された場合、お申し込み完了をお知らせするメールが自動送信されますのでご確認ください。
お急ぎの場合は、電話でもご連絡ください。