出入国在留管理庁と文化庁が、多文化共生社会に向けたやさしい日本語の活用を促進するため、2020年8月に「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」を公表しました。「やさしい日本語」とは、難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語のことです。
国際日本学部の山脇啓造ゼミは、多文化共生のまちづくりをテーマに中野区を拠点として活動を行っています。今年度、コロナ禍の中で、オンラインでのイベントを開催したり、コロナ関連情報を発信する動画を制作してきました。
そして、このたび、上述のガイドラインが、行政だけでなく、企業や学校関係者など日本社会全体に広がるように、ガイドラインを基にして、やさしい日本語の使い方をわかりやすく解説する動画を2本制作しました。山脇教授はガイドライン策定の有識者会議の座長を務めました。
日本に住む外国人は、この30年で約3倍に増え、国籍も多様化しました。外国人住民が日本で安心して生活するためには、行政や生活に関する情報などを多言語化するとともに、やさしい日本語で発信することが求められています。
「やさしい日本語ガイドライン」動画の概要
Part1 (8分1秒) ステップ1「日本人にわかりやすい文章」
情報を整理する、文章をわかりやすくする、外来語に注意する
Part2(7分33秒)ステップ2「外国人にもわかりやすい文章」
文章をわかりやすくする、言葉に気を付ける、表記に気を付ける