明治大学国際武器移転史研究所は2021年1月、機関誌『国際武器移転史』第11号を刊行しました。本号には、1902年植民地会議における帝国海軍同盟構想、1930~40年代の日本陸海軍によるドイツ航空技術の活用、第二次大戦期アメリカの戦略爆撃作戦などを扱う、歴史学研究の論考が掲載されています。
明治大学は、2015年に重点領域研究を推進する「研究クラスター」として国際武器移転史研究所を設立しました。2018年に同研究所は大学付属研究機関である「特別推進研究インスティテュート」に昇格し、このテーマに関する世界水準の研究拠点の形成を目指して活動を展開しています。
国際武器移転史研究所は、軍縮・軍備管理に関する総合的歴史研究と「現代」の政策論議とを接合させ、従来の閉ざされた研究組織では達成されなかった学際的・国際的研究を展開することにより、近現代の軍縮・軍備管理という世界的課題を追究していきます。