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プレスリリース

女性比率が低い“情報系女子学生”に大学を超えた支援を! 総合数理学部 五十嵐悠紀准教授運営するプラットフォームが Googleが主催するexploreCSRに採択されました

2021年12月24日
明治大学

女性比率が低い“情報系女子学生”に大学を超えた支援を!
総合数理学部 五十嵐悠紀准教授が運営するプラットフォームが
GoogleのexploreCSRに採択されました

明治大学総合数理学部 五十嵐悠紀准教授が運営する「大学を超えた情報系女子学生が集うプラットフォーム」がこのたび、Googleがコンピュータサイエンスの研究の楽しさをより広く学生に伝える活動を支援するプログラム“exploreCSR(Computer Science Research)”に採択されました。
この取り組みは、五十嵐准教授が自身の経験を踏まえ、女性比率が低い情報系分野で次世代を牽引するリーダーを育てる目的で、Slackを中心とした場を創出し、情報系女子学生コミュニティの活性化を図るというもの。
現在は、情報系の女子学生を広く受け入れる女子オンラインコミュニティとして、Slackを中心に、明治大学、東京大学、北海道大学、名古屋大学やお茶の水女子大学をはじめ360名を超える学生・女性研究者が大学を超えて集い、日々交流を広げています。
今後は、大学生だけではなく中学生・高校生も含めて、プラットフォームへの登録人数をさらに増やし、“縦のつながり”を強化することで、情報系に興味をもつ女性に興味喚起します。また、情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会(HCI研究会)や、日本ソフトウェア科学会、インタラクティブシステムとソフトウェア研究会(ISS研究会)などの団体とも協力体制を整え、大学入学の際の情報系女子比率と女子学生大学院進学率の向上を目指します。

五十嵐悠紀准教授のコメント

日本国内の情報系の女子比率は未だ低く、女子学生の多くが身近にロールモデルを見つけられないといった問題に直面しています。こういった問題を解決するために、お茶の水女子大学の伊藤貴之先生と一緒にこちらのプラットフォームを立ち上げました。情報系女子学生にとって、学年や大学、分野を超えたコミュニケーションの場、活動の場となることを願っています。私は、中学・高校・大学と女子校で過ごしてきました。自分自身を改めて振り返ってみますと、キャリアをどのように積むか、研究と出産育児との両立といった人生の様々な場面で、女性のロールモデルの必要性を感じていました。そして多様な女性の先輩や先生方みなさんが身近にいた環境が、女子校ならではのとても貴重な経験だったことを卒業してから改めて知りました。こういったロールモデルは決して学内にいなければならないわけではありません。女子コミュニティの形成が今後の日本の情報系全体を豊かにすることにつながることを願っています。

五十嵐先生の研究紹介動画「巨大バルーンに隠されたものづくりの先端技術とは

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