明治大学国際武器移転史研究所は2022年1月、機関誌『国際武器移転史』第13号を刊行しました。本号には、第一次世界大戦期の日本からロシアへの武器輸出に関する論考や、現代の開発・人道支援の発想や政策を再考する論考など、国際武器移転史研究所の活動を通じて推進された研究の成果を掲載しています。
明治大学は、2015年に重点領域研究を推進する「研究クラスター」として国際武器移転史研究所を設立しました。2018年に同研究所は大学付属研究機関である「特別推進研究インスティテュート」に昇格し、このテーマに関する世界水準の研究拠点の形成を目指して活動を展開しています。
国際武器移転史研究所は、軍縮・軍備管理に関する総合的歴史研究と「現代」の政策論議とを接合させ、従来の閉ざされた研究組織では達成されなかった学際的・国際的研究を展開することにより、近現代の軍縮・軍備管理という世界的課題を追究していきます。