Go Forward

第3号(2005年12月10日発売)

グラビア

  • 今を生きる子どもたち(豊田直巳)

特集 日本国憲法の実力

  • 詩・風倒木(桜井哲夫)
  • ≪対談≫[改憲阻止の新たな戦術]政教分離の原理原則論に立つ(姜尚中×丸川哲史)
  • 犬に論語(辛淑玉)
  • 憲法改正と天皇の位置付け(笹川紀勝)
  • 「国民主権」を覆い隠す「女帝」容認論(桜井大子)
  • 憲法9条という現実(浦田一郎)
  • 平和運動としての民衆法廷(前田朗)
  • 戦争協力を強制する「国民保護」法(大西一平)
  • 平和を構想するとは何か(大久保史郎)
  • GPPACー紛争予防と9条(川崎哲)
  • 天理市の無防備地域条例制定運動(稲垣秀樹)
  • 24条を中心に(中里見博)
  • 社会的なものと障害者福祉(市野川容孝)
  • 女性から見た「24条」と戦後(長谷川曾乃江)
  • 戦前の思想を露呈した最高裁判決(鄭香均)
  • 近代との対峙(佐々木弘通)
  • 国家から身をはがそう(渡辺厚子)
  • 「安全」と「自由」の相克ー進展する監視社会化(清水雅彦)
  • 思想処罰につながる共謀罪に反対!(海渡雄一)
  • パトリオットまで飛び交う靖国訴訟(辻子実)
  • 「首都大学東京」問題と学問の自由(初見基)
  • 社会的排除に抗する立憲主義の可能性(笹沼弘志)
  • 環境権について(山浦康明)
  • 不登校という政治思想(高橋一行)
  • 議会制民主主義の危機(上脇博之)
  • 政党助成金違憲訴訟が問いかけるもの(大久保賢一)
  • 首相公選論が内包する国民主権の空洞化(吉田栄司)
  • 日本国憲法の司法とその状況(小沢隆一)
  • 警察の組織的な裏金づくりは憲法への挑戦だ(高田昌幸)
  • 市民参加への道と裁判員制度(新倉修)
  • 善意からも始まる戦争への道(上原公子)
  • 「改憲」を押しとどめてきた力(松井隆志)
  • 改憲案の戦後史概観ー「全員一致」への志向(岡田健一郎)
  • 日本の憲法問題と日韓関係の非対称性(権赫泰)
  • 憲法と沖縄(大田昌秀)
  • 第9条:和文と英文の差異(中村久司)
  • 憲法を知る6冊(清水雅彦)
  • ≪インタビュー≫問われる日本の胆力(寺島実郎)

核の世界を超える

  • 在韓被爆者の自分史(前編)(宋任復)
  • 原爆加害国になった日本 第3回(笹本征男)

演劇評

  • 二兎社『歌わせたい男たち』(山口宏子)

連載

  • 宇都宮徳馬 人と思想 第3回(國弘正雄)
  • 平和は実現できる 第3回 「熱きアジアから」(伊藤千尋)
  • 分断される「市民」 第3回 「立憲主義を堅持せよ!日弁連人権擁護大会シンポジウム実況中継」(斎藤貴男)

平和運動と思想

  • 敗戦から60年ー近現代史を知ろうー(磯浦康二)
  • 戦争中毒の特効薬・憲法第9条:チャールズオーバービー博士に聞く
  • 米国に平和省を(きくちゆみ)
  • 9・11とアメリカ・キリスト教平和思想(3)(延原時行)

軍事

  • 「力」を負かした「時間」(岩島久夫)
  • 2006年度以降の自衛隊再編と海外派兵(池田五律)

運動紹介

  • 九条の会(小森陽一)
  • パレスチナ子どものキャンペーン(田中好子)

ワールド・ナウ

  • ヨルダン:追われた故郷への当然な願いーパレスチナ難民の帰還権を考える(清末愛砂)
  • パレスチナ:「支援」とは?(小田切拓)
  • 中東:原油高で沸く中東経済とオイル・マネーの流れ(藤森浩樹)
  • イラク:陸上自衛隊の現在~イラク派遣がもたらしたもの~(大谷直人)
  • タイ:スマトラ沖地震から300日~タイの被災地が抱える新たな問題~(下田寛典)
  • ベトナム:国道1号線から見えたもの(川崎陽子)
  • 中国:日中友好回復への道(田所竹彦)
  • ドイツ:「戦争と平和の間で」ーベルリンの展示からー(斎藤アキラ*アキラは「折」の下に「日」)
  • 日本:生の無条件擁護と「8月15日事件」(山口素明)

教育

  • 教育基本法「改正案」の動向と問題点(三上昭彦)

平和の歌

  • 純心学徒隊と「千羽鶴」への思い(佐藤洋子)

風聞書感

  • 市村弘正・杉田敦著『社会の喪失ー現代日本をめぐる対話』、中公新書 評者/宇野邦一(立教大学文学部教授)
  • 道場親信著『占領と平和<戦後>という経験』、青土社 評者/源川真希(東京都立大学、首都大学東京 教員)
  • ロザリー・バーテル著、中川慶子・稲岡美奈子・振津かつみ訳『戦争はいかに地球を破壊するかーー最新兵器と生命の惑星』、緑風出版
  • ロザリー・バーテル著、中川慶子・稲岡美奈子・振津かつみ訳『戦争はいかに地球を破壊するかーー最新兵器と生命の惑星』、緑風出版 評者/中川慶子(園田学園女子大学名誉教授)
  • 鎌田七男著『広島のおばあちゃん』、シフトプロジェクト 評者/丸屋博(広島共立病院名誉委員長)

お詫びと訂正

※第3号234頁、「陸上自衛隊の現在」本文第3段落11行目から12行目にかけて、「(現行のPKO法、対テロ……とつながる)」。および238頁第3段落13行目、「(『軍事』が否定された…とつながる)」の2カ所は、編集作業中に誤って挿入したものです。正しくは()内の文章を除いたものとなります。
筆者の大谷直人さんをはじめ、関係者の皆様にご迷惑をおかけ致しましたこと、深くお詫び申し上げます。