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学生相談室

「明大生のためのゲートキーパー入門講座~身近な人、大切な人のためにできること~」(駿河台キャンパス)を開催しました

2023年12月05日
明治大学

講師の渡辺氏(左)と鈴木相談員(右)講師の渡辺氏(左)と鈴木相談員(右)

人生にとって大切なものを選ぶ参加者人生にとって大切なものを選ぶ参加者

 明治大学学生相談室は、2023年12月5日、駿河台キャンパスリバティタワー1083教室にて「明大生のためのゲートキーパー入門講座」を開催し、21名の学生と8名の教職員が参加しました。
 
講師にいのちのほっとステーション代表の渡辺和弘氏をお招きし、進行を鈴木教員相談員(商学部)が務めました。
講座は、自分の価値観を探るワークからスタート。自分の人生にとって大切なものを選んだり、そのことをグループでシェアしたりすることで、大切にしている価値観はその人らしさであり、人それぞれであることをまずは再確認。
続いて、渡辺氏からSOSが出しづらい社会背景や制度について説明があり、具体的なSOSの出し方や気づき方、ゲートキーパーの役割やメンタルヘルス・ファーストエイドによる支援について解説がされました。
講座の後半では、実際にゲートキーパー役と悩んでいる人役でロールプレイを実践。
渡辺氏からは「悩んでいるのには理由がある。声をかける勇気が素敵な社会を作る。」ことへの示唆や、「ゲートキーパー自身のセルフケアも大切。バックアップ体制も利用して欲しい。」とのアドバイスも。会場は真剣な想いと熱気で包まれ、参加者全員で作り上げた講座になりました。
 
参加者からは、以下のような感想がありました。
「「ゲートキーパー」という言葉に堅苦しさを感じていましたが、自分の中でゲートキーパーになるというハードルが下がって参加して良かったと思いました」
「以前悩んでいる知人の話を聞いた際、どうすればよいか分からないことがあったため、心配していることを伝えるということを知れて良かった。」
「これまでは目の前の傾聴に重きがあるように思っていましたが、「次につなげる一言」や安全確保など、もう一歩先を見据えておく姿勢の大切さを学びました。」
「私自身も「話きこうか?」/「どうしたの?」と聴かれるだけで気分がラクになったので、周囲に実践したいと思った」
「人の悩みに対して「自分だったらこうする」のような答えを話してしまうことがあったが、そうではなく、受け入れて話を聞くことが重要だと感じた」
 
学生相談室では、心身の健康増進のための行事や、学部間で交流できる行事などを今後も開催していく予定ですので、奮ってご参加ください。