明治大学学生相談室では、12月19日、生田キャンパス中央校舎3階308教室にて「ポアンカレ予想について訊いてみよう」を開催し、5名の学生が参加しました。
講師は野原相談員(理工学部数学科教員)が務めました。
ポアンカレ予想について、講師から簡単な解説。ほとんどの数学者がポアンカレ予想をトポロジーを使って解こうとしていたため、微分幾何学や物理的な用語を使ったペレルマンの証明は全く異なるものであったことや、一方で、数学と物理学を繋ぐ架け橋のようなものであることなどにも触れられました。
参加者からは、以下のような感想がありました。
「今、勉強している数学の分野につながることも多くあり、より数学の魅力に気付けた」
「理解が難しい主張を宇宙空間に落とし込んでいたので主張の概観はつかめた」
「物理の人によく”数学は物理の道具”だと言っていたけど、逆に数学のために物理の知識を応用することもあることに驚いた」
「数学、物理を全然やって来なかったので、少し難しかったけど面白かったです」
「ポアンカレ予想についての予備知識はなかったのですが、どのようなモチベーションがあるのかなどについては理解を少しすることができました」
学生相談室では、今後も、心身の健康増進のための行事や学部間で交流できる行事などを開催していく予定ですので、奮ってご参加ください。