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学生相談室

【メンタルヘルス講座】「多様性を学ぶ~マジョリティの特権という視点から~」を開催しました

2024年02月20日
明治大学

明治大学学生相談室は、2024年2月20日に、オンラインにて、上智大学の出口真紀子先生をお招きし、【メンタルヘルス講座】「多様性を学ぶ~マジョリティの特権という視点から~」を開催しました。

多様性やマジョリティの特権に関心のある学生など14名が参加されました。

本講座は、学外相談窓口「こころとからだの相談フリーダイヤル24」が2023年6月に開設されたことを記念して、メンタルヘルスに関連する6つのトピックについて、専門家から具体的にお話を伺う機会を設け、学生生活に役立てていただくとともに、学生相談室や「こころとからだの相談フリーダイヤル24」等への相談のきっかけづくりを目的に開催されました。

第1回目となる本講座では、マジョリティ側(特権のある集団)の態度・心理・行動・成長に焦点を当て、特権の定義、マジョリティ性・マイノリティ性、差別の形態の説明から始まり、構造的な差別を可視化するアクティビティの動画視聴や、立場理論、交差性、マイクロアグレッション、アライなどのキーワードについても具体例を交えて分かりやすくご紹介いただきました。また、質問にも丁寧にご回答いただき、参加者一同貴重な学びを得ることができました。

参加学生からは、
「マジョリティ故に気付かぬうちに相手を傷つける発言をしてしまいそうで怖いと思ったが、そうした発言をしてしまったらどうすれば良いかという話まで触れてくださったのがありがたかった。お話にもあったように、マイノリティの人が苦労している現場を見たらマジョリティとしての自覚を持つようにしたいと思った。」
「とてもわかりやすく、また工夫されていて、素晴らしい講座でした。ずっと抱えていたモヤモヤにどんどん名前が与えられて可視化されていって、すごく救われました。第二弾があるのならまた参加したいぐらいです。」
「学術的な専門用語を初学者でもわかりやすく、自分事として考えることができるような講座内容であったため理解を深めることができました。」
「これまで私は、マイノリティが苦しむことがなくなるように何か行動したいと思っているものの、その考え自体「助けてあげよう」という上から目線ではないか、と悩んでいた。しかし、今回のお話を聞いて、自分に特権があると自覚したうえで、それを利用してマイノリティを支えることもできるのだと分かった。特権を自覚せずに抑圧するより、自覚して誰かのために使えたほうが断然良く、自分もそうできるようになりたい。他にも、ゴミを投げ入れるアクティビティや東京大学の入学式の祝辞、石川准氏の言葉、差別に中立はないことなど、小学生の時から学んできた「差別」というトピックでも初めて気付かされることがたくさんあった。ここで知ったことを必ず今後に活かしていきたい。」

などの感想がありました。

この講座の様子は、録画され、Oh-o! Meijiから視聴できるように4月以降配信される予定です。
ライブ配信に参加できなかった方は、録画配信をぜひご視聴ください。

学生相談室は、今後も学生生活に役立つイベントを開催いたしますので、是非ご参加ください。