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学生相談室

「明大生のためのゲートキーパー入門講座~身近な人、大切な人のためにできること~」(生田キャンパス)を開催しました

2024年12月06日
明治大学

参加者へ手渡された修了証書参加者へ手渡された修了証書

明治大学学生相談室は、2024年12月4日、生田キャンパス中央校舎0409教室にて「明大生のためのゲートキーパー入門講座~身近な人、大切な人のためにできること~」(川崎市協力)を開催し、9名の学生と2名の教職員が参加しました。
 
講師は川崎市(健康福祉局総合リハビリテーション推進センター)から鈴木剛氏(田園調布学園大学准教授)をお招きし、進行は大澤教員相談員(理工学部)が務めました。
 
はじめに、自殺統計の現状や危険因子と保護因子についての説明があり、社会的サポート(気づき・つなぎ・みまもり)によって孤立の回避ができることや、ゲートキーパーの基本的な対応法としての“TALKの原則”について解説がありました。
続いて、参加者同士による「非傾聴」と「傾聴」の実践。共感的理解を示すことなく、“聴かない”ことを意識的に行う「非傾聴」をあえて体感することで、相手の話に関心を持ち、丁寧に耳を傾け共感しながら聴く「傾聴」の実践が際立ちました。
講座の後半では、実際にゲートキーパー役と悩んでいる人役で、メンタルヘルス・ファーストエイド(心理的危機への初期対応)に沿ってのロールプレイも実施しました。
講師からは、「すべて自分自身だけで解決しようとせず周囲を巻き込むことも重要」とのアドバイスも。
参加者は、真剣な表情で考えをめぐらせ、あるいは、熱心に耳を傾けました。
 
参加者からは、以下のような感想がありました。
「大学の授業とはまた違った経験ができ、それを活かしたいと思いました。」
「ゲートキーパーに関して何も知らなかったので、今回の講座でその内容や取り組み方などを学べて良かったです。」
「嫌な聞き方されたのは良い経験になった。」
「傾聴をすることは実際の解決策ではなくても、癒す力になれると分かった。」
「話にあわせてうなずいてくれるのが分かった」
「元気に話してくれているのを聴いていると嬉しいと感じた」
 
学生相談室では、心身の健康増進のための行事や、学部間で交流できる行事などを今後も開催していく予定ですので、奮ってご参加ください。