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ユビキタス教育

韓国の嶺南大学(私立),全北国立大学(国立)を訪問しました

2010年03月09日
明治大学

嶺南大学嶺南大学

嶺南大学総長との会談の様子嶺南大学総長との会談の様子

全北国立大学全北国立大学

3月5日〜7日にかけて,韓国におけるeラーニング支援ならびに学習コンテンツプログラム視察のため,副学長でユビキタスカレッジ運営委員長である針谷敏夫農学部教授,同じくユビキタスカレッジ運営副委員長である阪井和男法学部教授,そして,ユビキタス教育推進事務室職員が,韓国の嶺南大学(私立),全北国立大学(国立)を訪問しました。

今回は,ソウル市内を離れ,ソウルからKTXやバスで3時間以上かかる地域の大学まで赴くことができ,大変貴重なお話を伺く事ができました。

最初に訪問した嶺南大学は,国が10校に指定しているeラーニング支援センターを設置し,大邱・慶北地域にある40校(大学・専門学校)のeラーニング支援を行っています。まず,嶺南大学総長と本学副学長との会談が行われ,和やかな雰囲気の中で,今後の両校の協力関係について議論が交わされました。その後,遠隔講義室に移り,eラーニング支援センター長である崔教授から,このセンターの取組みついてご説明をいただき,グローバルリズムに対応したeラーニングのハブを目指していることなど,とても貴重なお話を伺うことができました。さらに,両校で活発な討議が行われた後,充実している施設を見学しました。また,場所を移して行われた親睦会でも,両校の今後の関係に踏み込んだ活発な議論が夜遅くまで繰り広げられました。

2日目に訪問した全北国立大学は,2009年度大学教育力量教科事業において,国立大学で唯一採択された大学で,eラーニングを活用した新しい教育を試みている大学です。教務副学長である李教授から,その採択された事業である「学習コンテンツフルプログラム」について詳細にご説明をいただきました。eラーニングコンテンツを学生にコンテスト形式で制作させ,そのコンテンツを授業の中で,基礎知識を説明する際に活用しようという画期的な事業です。学生は,課外活動として取組んだそうですが,600を超える応募があったとのことでした。この事業は,「変化する時代に合った創意工夫ある人材の育成を目指し,学生がチームを構成し,学習を行い,その結果をコンテンツ化する」という,新しい学びの場を作ることを目的としているそうです。大学は,これらに対する授業設計(シナリオ作成),ツール操作,著作権,広報などの教育支援をとおして,質の向上に努めているそうです。

さらに,この後,案内していただいた全州の旧家では,なんと昭和3年に明治大学法学部に留学されていたご子孫にも面会することができ,その当時の学生証を拝見することができました。また,ご子息が,明治大学に入学(留学)することが決まっている全北国立大学の先生ともお話ができるなど,多くの接点があることにも驚かされました。

以上のように,強行軍ではありましたが,韓国におけるソウルから離れた大学の積極的な取組みをまじかで接することができ,とても有意義な視察でした。
本学での取組みの参考にしてまいりたいと考えています。また,両大学との今後の連携がとても楽しみになりました。

ここに,嶺南大学,全北国立大学の温かいおもてなしに,感謝いたします。


◆ユビキタス教育ホームページ◆
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2010年3月9日 
教育支援部 ユビキタス教育推進事務室

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