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在学生の声

在学生の声1
日本文学専攻 2年
日本において、国際化を考えるためには、まず自国について知るということが大切だと思います。外国人がその国について知りたいとき、日本人が自分の国についてもっと深く考えたいとき、最後にたどり着くのは文学だと思います。
文学と接することは、当時の社会現象までわかるような重要な手がかりだと思うからです。
明治大学文学部文学科日本文学専攻は、上代~近現代まで自分の学びたい文学や、その時代の背景をも幅広く学ぶことが出来ます。日本の文学作品だけでなく、他専攻の授業を選択することも可能ですので、知識をより深めてくれることでしょう。
また、一年生のときから少人数制の基礎演習があり、優秀な先生方の元で専門的知識を学べるのが、明治大学文学部のメリットだと思います。
私が一年生のとき、いくつかのテーマの中から選んで受けた授業は近代小説の授業で、とても役に立ちました。ただ本を読み、自分だけ理解し考えるのではなく、お互いに話し合い、様々な考え方を共有することによって視野が広がり、一つの考え方に偏らない、良い機会になりました。二年生、三年生では万葉集や古今和歌集など、徐々にレベルアップした授業を学ぶことが出来、四年生での卒論の準備が整えられる環境になっています。
毎年様々な文学に出会えることが楽しみです。
在学生の声2
日本文学専攻 3年
日本文学専攻を選んだ理由ですが、私の場合、一つには小学生の時に読んだ「あさきゆめみし」(少女漫画)の面白さが忘れられなかったことがあります。源氏物語なるものを知らなかった当時、この作品は、私に古文への興味を持つきっかけを与えてくれました。
「古文」と聞くと、品詞分解や単語の暗記が重視された高校までの授業が連想されるかもしれません。しかし、大学の授業内容はこれとは大きく異なり、解釈の分かれる部分について言及したり、文章の記述から、当時の文化や作者の人物像を推し量ったりと、作品の内容も含めてより多角的に学びを深めることができます。
また、これらの学習を主体的に行う場として、明治大学では一年次から少人数の演習の授業が設けられています。ゼミでは、同じような分野に関心を持つ人が集まるので、卒論を踏まえた三年次にもなると、ほとんどが顔見知りで、心おきなく意見を交わすことができます。このような学生同士の意見交換という経験ができるのも、少人数の演習ならではのことだと思います。進路選択の一例として参考になれば幸いです。
在学生の声3
日本文学専攻 4年
明治大学の日本文学専攻の一番の魅力は、時間をかけて自分の興味を広げ、学びに向き合えるところにあると思います。
もともと私は古典が好きで、大学で日本の和歌について学びたいと考え、入学しました。しかし、さまざまな講義を通して、日本近代文学の面白さに惹かれ、卒業論文は近代文学作品について書いています。1、2年生の間に、日本の文学について広い教養を身につけることで、自分の知識や考えがより広い世界に広がり、新しい視点から自分のやりたいことを見つけることができます。上代から近代まで広い範囲で日本文学に向き合うとともに、中国文学や演劇など、日本文学を考える上で非常に参考になる分野についてもたくさん学ぶことができるのも、ここでの学びの大きな長所と感じます。私自身、初めは古典について学んだからこそ、その知識が今の近代文学の学びに生きていると強く感じます。
近代文学について考える際に、作家の視点や時代背景、あるいは書かれたテクストの在り方など、どこを重視するかによって作品の読み方や解釈がさまざまに変わってきます。先生方も親身にご指導してくださるため、自分がその作品をどう読むか、どのような資料を参考にするか、常に作品と向き合い続けることができ、非常に難しく大変でありながら、とても楽しく充実した時間が得られます。