2014年度 生田キャンパス教育研究システムの更新について
・2014年4月より、生田キャンパス・教育研究システムが新しくなります。
・新システムでは「スカラ高速演算サーバ(SPARC/Solaris)」が廃止となります。詳しくはこちらをご覧ください。
・ファイルサーバ移行を円滑に進めるために、不要なファイルの整理にご協力ください。(2014年1月末までにお願いします)
今回のシステム更新により、以下の機器が新しくなります。
- 情報処理教室1~9、教育用情報処理室、研究用情報処理室、CALL教室1,2、メディアライブラリー、教材作成支援コーナーの各パソコン、プリンタ
- 高速スカラ演算サーバ
- PCクラスタ
- キャンパスストレージ/ファイルサーバ
- オープンPC
また、従来のサービスに加えて、以下のサービスを強化します。
- 仮想デスクトップ環境の充実
研究室や実験室、自宅のPCから情報教室PCのデスクトップ画面に、リモートデスクトップ接続できるようになります。
- ストレージ環境の整備
現在のキャンパスストレージと情報処理教室PC用のマイドキュメントをシステム的に統合し、個人やグループでの利便性を改善します。従来のWindowsファイル共有に加え、Webなどを用いて、自宅のPCやタブレット端末からの利用に対応します。
- PC端末の起動時間の短縮
スイッチオンからログイン画面、デスクトップ画面が表示されるまでの時間短縮を図ります。
- より柔軟な教育環境の創出
教員が自分の授業向けにPCやアプリケーションをカスタマイズし、学生に提供できる仕組みを実現します。
Windows8.1になります。 (現在は Windows7)
Office2013になります。 (現在はOffice2010)
その他のアプリケーションについても、動作上の問題が無い限り、最新バージョンとなります。
従来、情報処理教室や教育用情報処理室、研究用情報処理室のPCを利用するためには、「生田基盤サービスアカウント」が必ず必要(理工・農の学生は全員発行済み)でしたが、他キャンパスの学生からの一時的な利用に対応するために、「共通認証アカウント」(Oh-o! Meijiにアクセスする時などに用いるアカウント)でもログインできるようになります。
但し、認証システムの技術的制約により、「共通認証アカウント」でログインした場合は、マイドキュメントに文書を保存できない、プリンタの利用に制約がある、などいくつか制限が生じますので、生田キャンパスの方は、基本的には従来どおり「生田基盤サービスアカウント」をご利用ください。
利便性向上のために、個人用フォルダの容量上限値を下記のとおり変更します。
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学生 |
教員・その他 |
現在 |
300MB |
300MB (申請により上限値を変更可能) |
更新後 |
1GB |
1GB (申請により上限値を変更可能) |
授業での教材配布やアプリ利用時の利便性を増すために、授業用の共有フォルダ(Y:ドライブ)を新設します。
授業支援システムを、チエル社Calabo LXに変更いたします。(現システムは SKY社 SKYMENU)
CALLシステムを、チエル社Calabo EXに変更いたします。(現システムは JVC社 WeLL)
研究室や実験室、自宅のPCから情報処理教室とほぼ同じ環境のPCに対して、リモートデスクトップ接続できるようになります。
これにより、学生の皆様は、自宅のPCやタブレット端末を用いて情報処理教室の豊富なソフトウェアを用いた課題や自習をいつでも行えるようになります。
また教員の皆様は情報教室の授業準備が自宅等からも行えるようになります。
※ソフトウェアライセンス上の理由により、仮想デスクトップでは利用できないアプリケーションがあります。
OSがWindows8.1に変わります。(現在はMacOS 10.6)。
ゼロクライアント端末の採用により、PCが起動する時間は従来よりも格段に短縮されます。
現状のMacintoshは、数台を残して廃止します。残したMacintoshは教育用情報処理室またはメディアライブラリーにて利用できる予定です。
SPARC/Solarisスカラ演算サーバ(samba00)は廃止となります。
・samba00のみで動作していたアプリケーション(MARC/MENTAT, MD Nastran, PV-WAVE等)は、Linuxサーバ(isc-iasrv)へ移行します。
・SPARC/Solarisスカラ演算サーバの廃止に伴い、利用者の皆様がsamba00上でコンパイルしたバイナリプログラムは、そのままではLinuxサーバ上では動作しません。Linuxサーバで再コンパイル等が必要になります。
・従来、samba00というホスト名は、Webサイト(http://www.isc.meiji.ac.jp/~なんとか)のファイルアップロード用ホストとしても使用されていましたが、新システムでは、samba00へのFTPを実行すると、FTP専用のLinuxサーバに接続されるようになります。
Linuxサーバ (ホスト名:isc-iasrv)
大規模計算用のスカラ演算サーバは、Linuxサーバのみとなります。SPARC/Solarisサーバは廃止となります。
・CPUの総コア数が2倍になります。(現在:8コア,2.9GHz → 新:16コア,2.7GHz)
・メモリ搭載量が4倍になります。(現在:64GB → 新:256GB)
・コプロセッサが追加されます。(Intel Xeon Phi 5110P)
クラスタソフトは、インテルCluster Studio XE 2013に変更となります。(現在は SCore7)
・計算ノードの総コア数が2倍になります。(現在:384コア,2.9GHz → 新:768コア,2.9GHz)
・計算ノードの総メモリ搭載量が約2.6倍になります。(現在:576GB → 1536GB)
詳しくは「
新PCクラスタの利用について(PDF)」をご覧ください。
グループ管理者のメンバー管理画面が、若干、変更になります。
現キャンパスストレージ上のファイルは、今回導入の新ファイルサーバへ移行しますが、移行時間短縮のために、不要なファイルの整理をお願いいたします。(2014年1月末頃までにお願いします)
キャンパスストレージ並びに個人用フォルダ(マイドキュメント等)に対して、学外からWebブラウザでアクセスできるようになります。
ALC NetAcademy2 e-learningシステム
共通認証アカウントと連携します。
利用時のパスワードは、Oh-o! Meijiにアクセスする時と同じになりますのでご注意ください。
PC管理者の権限がなければインストールできなかったようなアプリケーション(フリーソフトウェア)を、教員みずからが導入できるような仕組みを検討しています。
・PCの仮想環境上で動作するCentOS、Linuxスカラ演算サーバ(isc-iasrv)、PCクラスタ(pcc-mgr)等、生田教育研究システムのLinux日本語環境は、デフォルトの文字コードがEUC-JPからUTF-8(Unicode)に変更となります。
・研究室や自宅等のPCから、SSHやTELNET等の端末ソフトを用いてリモート接続を行う場合は、端末ソフトの文字コード(送信、受信共)をUTF-8に変更して接続して下さい。
・従来のEUC-JPコードを用いているファイルを、vim(vi), emacs, gedit等で修正する場合は、各エディタの文字コード自動認識機能により文字化けは発生しません。 従来どおりの作業ができます。 なおこの場合、修正後に保存したファイルは、EUC-JPコードのままで保存されます。
・新規で作成するファイルは、UTF-8コードで保存されます。
カラープリンタから印刷する際の、「ひと月の制限ポイント値」と「一枚あたりの消費ポイント値」が変更となります。(印刷枚数は変わりません)
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現システム |
新システム |
ひと月に印刷できるポイント数
(カラー)
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30 ポイント |
10 ポイント |
1枚あたりの消費ポイント
(カラー A4)
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3 ポイント (=ひと月 最多10枚) |
1 ポイント (ひと月 最多10枚) |
1枚あたりの消費ポイント
(カラー A3)
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6 ポイント (=ひと月 最多5枚) |
2 ポイント (ひと月 最多5枚) |
*モノクロ印刷、プロッタ(大判)印刷については
従来と変更はありません。
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