本学は,本年4月20日付けで雲南大学(中国)と大学間協力協定を締結した。
雲南大学は,1922年創立の中国教育部直属の国家「211工程」(国家211プロジェクト:中国全土から100校を選定し政府が直接支援)の重点大学として選定されている総合大学である。中国政府や雲南省の重要な研究プロジェクトにも関わりを持ち,地方経済の発展にも大きく貢献しており,農業やバイオテクノロジー,製薬に関わる企業も設立している。
また2004年には,世界最大の少数民族遺伝子データベースが完成している。雲南省は中国少数民族の種類が最も多い地域で,25の少数民族から採取したDNA遺伝子標本が同データベースに保存されるなど,同分野での研究も盛んであることから,人文・社会科学の分野での研究者交流とともに,農学部生命科学科を中心に研究者交流が期待される。
この度の協定締結により,本学の協定校は,29カ国・地域,96大学(学部間協定5大学を含む)となった。