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国際連携・留学

【日仏共同博士課程】パリでのシンポジウム開催のお知らせ(3/20)

開催期間:2012年03月20日
明治大学 国際連携事務室

                        

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日仏共同博士課程 日本コンソーシアム主催シンポジウム
 放射能と向きあう人間社会
 フクシマ後の展望と課題
  
シンポジウム開催にあたって
2011年3月11日の地震・津波、そしてその結果生じた福島第一原子力発電所の事故は、自然の破壊力と現代文明の弱さを私たちに再認識させています。原子炉の炉心溶融や水素爆発を防げなかったこと、そして放射性物質を放出し、地域社会を破壊してしまったことは、その核エネルギー利用のための設計技術、保全技術、安全規制、緊急事態対応のいずれにおいても不完全であることを示してしまいました。こうした科学技術を私たち人間が持つ意味は何でしょうか。今、技術や制度についての徹底的な見直しが始まっています。原子力利用から不可避的に発生する放射能は、生物の遺伝子を傷つける可能性があります。しかし生物が低線量放射線から受ける影響については、確かなことがまだわかっていません。原子力は人間にとって新しい科学技術であり、その有効利用においては、今生きている人間が責任を負える時間を超えて、50年から100年を単位とする長期間にわたりその効果を見極め続けねばなりません。現代社会は放射線によるリスクとつきあいながら、核エネルギーの持つ可能性を富の創出につなげることが出来るのでしょうか? 将来への着実なビジョンの創出が求められています。このシンポジウムでは、日本とフランスの研究者がそれぞれの立場から、生命に及ぼす放射能の影響と、そうした科学技術を人間が使う条件について論じます。                                                                    
 
【日時】 2012年3月20日(火) 14:30 ~18:50 (14:00開場)
                 
【会場】 パリ日本文化会館1階 小ホール(Maison de la culture du Japon à Paris) 
     住所:101bis quai Branly 75740 Paris Cedex15 FRANCE 
     アクセス:地下鉄6 号線 Bir-Hakeim駅より徒歩2分
           R.E.R高速郊外地下鉄C線Champ de Mars 駅より徒歩3分
                 
【主催】 日仏共同博士課程 日本コンソーシアム
【後援】 在フランス日本国大使館,在日フランス大使館
  
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本シンポジウムのプログラム等,詳細に関しては、こちらをご覧ください。
  <チラシ表面> <チラシ裏面>
 ♦本シンポジウムのポスターは、こちらをご覧ください。

やむを得ない事情により、講演者・パネリストの変更、開催の変更・中止をすることがあります。

日仏共同博士課程 (collège doctoral franco-japonais) は、日本およびフランスのコンソーシアム協定大学の大学院博士課程に在籍する学生を相互に交換するプログラムであり,日仏政府間取り決めを実践する留学施策の一環として,2003年から開始されました。本プログラムは,諸般の事情により20119月を以って終了しましたが,日仏の将来を担う研究者や教育者育成に関わる最高レベルでの教育プログラムとして,大きな実績を残しました。
今般,日本コンソーシアムの解散にあたり,同事業の総括としてフランス・パリにてシンポジウムを開催いたします。
お問い合わせ先

日仏共同博士課程 日本コンソーシアム事務局

【明治大学 国際連携部 国際連携事務室内】

Bureau du consortium japonais du Collège doctoral franco-japonais
【Université Meiji, Organisation pour la Collaboration internationale】

TEL 03-3296-4591(日本国内から)/ +81-3-3296-4591(Call from Overseas)

Email:office@cdfj.jp