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国際連携・留学

文部科学省「大学の国際化促進フォーラム」選定事業 「グローバルシナジー・プロジェクト」第1回日タイ学生交流プログラムが終了

2022年03月04日
明治大学 国際連携事務室

明治大学アセアンセンター(タイ)での講義の様子。タイでは対面でも行われた明治大学アセアンセンター(タイ)での講義の様子。タイでは対面でも行われた

オンラインによるゲスト講義の様子オンラインによるゲスト講義の様子

コーディネーター教員によるオンライン講義の様子コーディネーター教員によるオンライン講義の様子

 文部科学省が2021年度に発足させた「大学の国際化促進フォーラム」で本学が幹事校に選定された、「グローバルシナジー・プロジェクト」の第1回国際学生交流プログラム「日タイ比較から考える SNS と現代社会のあり方」を、2月4日(金)から2月19日(土)までの期間、計5回オンラインで実施しました。
 プロジェクト連携校である立教大学、関西大学、本学から25名、本学のタイ協定校であるチュラロンコン大学、シーナカリンウィロート大学、キングモンクット工科大学ラカバン校から18名が参加しました(中国やインドネシアからの留学生も含む)。
 
 ともに国際連携機構所属である水倉亮特任講師を日本側コーディネーター、ウィライラック・タンシリトンチャイ特任准教授をタイ側のコーディネーターとして開催した本プログラムでは、より安心してSNSを利用できる現代社会の実現に向けて、自分の身の回りのSNSの活用だけではなく、1)ビジネスの世界ではどのようにSNSが活用されているのか、2)海外の学生はどのようにSNSを使っているのか、を日本とタイの事例を踏まえながら多様な視点で学習しました。
 すべて英語で実施されたディスカッションやグループワークでは、日常的に利用するSNSツールの比較など身近なテーマから徐々に話題を広げていき、SNSを使った中傷やフェイクニュースなどの社会問題もテーマにして熱心な議論が繰り広げられました。
 2月12日(土)にはゲストによる特別講義として、日本からは本学OBで、Hamee株式会社のデザインリサーチャーである堀尚史氏が、タイからはチュラロンコン大学OBで、フランス系製薬・バイオテクノロジー企業であるSanofiで広報部長を勤めるPanchanit Snape氏が、それぞれビジネスの世界でどのようにSNSが活用されているかをレクチャー。絶え間ない多くの質疑が集まる大盛況となり、SNSの将来性と危険性を学ぶとともに日タイの相互理解とキャリア意識を高める素晴らしい機会となりました。
 
 これらを経て、学生はグループプレゼンテーションを作り上げ、別のグループと相互にレビューする機会をもちました。プレゼンテーションは初対面同士が短期間で仕上げたとは思えないほどしっかりした内容でした。また、2月19日(土)のWrap-up Sessionでは、関西大学、立教大学、明治大学の関係教職員が見守るなか、小室輝久副学長から「いずれのプレゼンテーションも先端的な観点からまとめられており、また多くの解決策を提示する素晴らしい内容であった。国際的な移動が再開しタイの皆さんと会える日を楽しみにしている。」と締めくくりました。学生らは距離と時差を超えてお互いの努力とプログラムを通じた成長をたたえ合いながらプログラムを終了しました。
 
◆大学の国際化促進フォーラムとは
 国際化を牽引する大学群の多様な実績の横展開・連携を強化する環境を整備し、ニューノーマルに向けた高等教育の更なる国際通用性・競争力の強化を目指す取り組み。SGU採択大学を中心に大学の世界展開力強化事業採択校・希望する大学等がプロジェクトの課題を設定しフォーラムを形成し、SGU事業終了後も自律的に運営できる組織へと発展させていくことが目標である。