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国際連携・留学

現地語も英語も上達する!?「非英語圏大学間協定留学経験者による座談会」を実施しました

2022年10月10日
明治大学 国際教育センター

 国際教育センターは、10月7日に「非英語圏大学間協定留学経験者による座談会」をオンラインで実施しました。

 明治大学には、2022年10月現在、大学間協定留学ができる非英語圏の大学が、中国、韓国、インドネシア、メキシコ、ブラジル、リトアニア、ポーランド、スウェーデンなど、約30か国に100校あり、英語で出願ができ、現地でも英語で授業が受けられる大学も多いのですが、現地語の語学面の不安や、現地の生活に関する情報の少なさなどから、英語圏の国の大学への応募に人気が集中する傾向にあります。そこで、非英語圏への留学に興味はあるものの不安を持つ学生向けに、その不安を少しでもとりのぞき、その背中を少しでも押すことができるよう、非英語圏への留学経験のある学生による座談会を実施しました。

 座談会で留学経験を語ってくれたのは、ウッジ大学(ポーランド)へ留学した宮下滉大さん(2022年9月商学部卒業)、ウィーン大学(オーストリア)へ留学した佐久間理子さん(法学部4年)、リール・カトリック大学(フランス)へ留学した古瀬遥さん(国際日本学部4年)の3名。座談会の冒頭では、それぞれの留学生活について、現地の写真を交えたスライドを使いながら紹介。その後、参加者からの質問に答える形で座談会は行われました。

 参加者からは、「そもそも、なぜ、英語圏ではなく非英語圏の大学に留学しようと思ったのか?」、「非英語圏に留学しても、英語のスキルは上がりますか?」、「日常会話はどの言語でしたか?」「物価はどうでしたか?」「周りに日本の方はいましたか?」といった率直な質問が多く寄せられました。

 ウッジ大学へ留学した宮下さんは、「英語圏の国に留学したい、というこだわりはあまりなく、とにかく学生時代に海外留学を経験したいという思いが強かったため、英語圏の大学への交換留学は競争率が高いので、よりチャンスが大きいと感じた非英語圏の大学を選んだ。ポーランドを留学先に選んだ理由は、日本人が少ない環境に身を置けば、自分一人で生きていく力を身に付けられると思ったから。また、現地では、主に英語を使って生活していたのだが、英語圏の国ではないからこそ、外国語として英語を使用する者同士、気後れすることなく会話することができ、結果、自信を持って英語を使えるようになった。さらに、ポーランド語については、到着するまでは、全くと言っていい程できなかったため、不安を抱えて渡航したのだが、ウッジ大学で週に6時間のポーランド語の授業を受け、帰国する頃には、生活に必要な単語は理解できるまでになった。ポーランドは物価も安く暮らしやすい国だった。」と振り返りました。

 ウィーン大学へ留学した佐久間さんは、「高校時代にアメリカ、大学1年生の時にイギリスに短期留学した経験があり、次は英語圏ではない国での留学に挑戦したいと思っていた。明治大学での第二外国語選択はスペイン語だったため、渡航当初は、ドイツ語はほとんどできなかったが、現地でドイツ語の語学学校に通い、半年後にはドイツ語の授業を受講できるまでになった。さらに、ルームメイトがイギリス人だったこともあり、英語力も向上させることができた。」と振り返りました。

 リール・カトリック大学に留学した古瀬さんは、「高校生の時に、周りに3か国を喋れるような友人が多く、自分も英語以外の外国語を使えるようになりたいと思っていたため、大学入学当初から、英語圏ではない国へ留学したいと思っていた。留学中は主に留学生同士では英語、フランス人の友人とはフランス語で会話していたことで、どちらの言語の力も伸ばすことができた。」と振り返りました。

 国際教育センターでは、今後もさまざまな形の留学への挑戦をサポートするために、留学フェアの開催や、留学カウンセラー資格を持つスタッフや留学経験学生による留学相談などを実施していきます。

座談会の様子座談会の様子