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国際連携・留学

タイの学生とともに「サステナビリティ」を学びました(グローバルシナジー・プロジェクト実施)

2023年03月30日
明治大学 国際連携事務室

たい肥づくりに挑戦たい肥づくりに挑戦

身近な生き物から食問題を知る身近な生き物から食問題を知る

ファームでの集合写真ファームでの集合写真

持続可能な開発目標(SDGs)が2015年に国連で採択されて以降、いまや私たちの生活にすっかり「サステナビリティ」という言葉が浸透しています。グローバルな環境変化を背景に、「サステナビリティ」は未来を生きる世代にとって、その暮らしや人生に益々重要なキーワードとなっていいます。
この「サステナビリティ」の概念について、その実践に取り組む先駆者との対話や現場体験を通じてより深く学ぶ、という目的で、「タイで学ぶ!食と私たちのサステナビリティ」プログラム(グローバルシナジー・プロジェクト)を実施しました(2023年2月16日~2月22日)。
このプログラムには、本学学生だけでなく、立教大学や協定校であるタイのシーナカリンウィロート大学の学生も参加。

都内での事前研修を経て、日本人学生チーム一行はタイへ。タイでは、明治大学アセアンセンターを拠点に「食」のサステナビリティに取り組む起業家、研究者、国際機関職員と対話。パーマカルチャー農場など様々な現場を訪れ、文字通り「五感」で学びました。

参加学生からは、サステナビリティの定義について、「幸せの連鎖である」(政経2年 内山結葉さん)、「様々な国や地域の人々が手を取り合い、次世代に今の世界を繋げること」(政経2年 勝又海星さん)とコメントがありました。
さらに、サステナビリティの実現のためには、「遠く離れたように感じられる問題にも当事者意識を持ち、解決方法を試行錯誤し実行したい。」(文4年 飯塚麻友さん)、「好き、楽しいという感覚を大切にしたい。自分が幸せでいることが周りを幸せにすることにもつながる。」(農4年 河井美咲さん)、そして「自分の行動がどんな影響を与えるのかいつも考えて行動すること、繋がりを意識することを大事にしたい。」(立教大 異文化1年 見田千晶さん)といったコメントがあり、各学生が自身にとってのサステナビリティを見出していることがうかがえました。

また、サステナビリティについて学ぶ一方で、学生がプログラム全体を通じて取り組んだのは「他者に自身の強みを活かす」ことを通じたチームビルディング。「仲間との一生の繋がりを作ることができた」(政経2年 須藤すずさん)といった声に代表されるように、日本とタイ両国の学生達から「素晴らしい仲間と将来につながる関係構築ができたことが嬉しい。」といったコメントが見受けられました。

プログラム全体について「非常に充実し、人生で大きな学びをすることができたプログラムでした。今回の経験と自分の信念を貫いてサステナビリティへの行動を続けていきたい。」(政経1年 武居克弥さん)、「様々な職業からフードロス問題に貢献できることを実感した。」(法1年 三渕雅矢さん)、「今までの人生で最も幸せな5日間でした。この5日間のおかげで私の人生はきっともっと幸せなものになっていくと思います。」(立教大 法2年 大野利祥子さん)、さらに、「とても学びもあり、繋がり、縁を感じることができた体験。今後の人生に影響するんだなと今改めて考えます。」(立教大 社会2年 石井ほの香さん)というコメントがありました。

本件問合先:国際連携機構 特任准教授 タンシリトンチャイ・ウィライラック、特任准教授 三牧純子)