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国際連携・留学

「UNYVへの派遣でもたらされたもの」国連ユースボランティア帰国報告会(中野)開催しました

2023年07月05日
明治大学 国際連携事務室

近藤さんと同僚たち近藤さんと同僚たち

阿部さんと同僚たち阿部さんと同僚たち

 去る6月30日に中野キャンパスにおいて、国連ユースボランティア(UNYV)帰国報告会を実施しました。
 登壇したのは経営学部の近藤愛さんと国際日本学部の阿部さん。

 「小学校の担任の先生がたまたま青年海外協力隊経験者」だったことが契機となり、国際協力に関心を抱き続けてきた、という近藤さん。国連ユースボランティア(UNYV)のプログラムがあることが明治大学を選ぶ決め手の一つとなったとか。入学以降、コロナ禍の中でも留学に果敢にチャレンジするなど、UNYVの参加を目指して準備を進めてきました。
 国連開発計画(UNDP)エジプト事務所に派遣中は、UNDPと日本の政府機関との連携関係構築等に尽力。活動開始当初、超が付くほどの多忙な上司とのコミュニケーションに戸惑うことも多かったそう。しかし、上長の指示を待つのではなく「これができる、これがやりたい。」と周囲にアピールして仕事を獲得してゆく同僚達に多いに刺激を受け、次第に解決策を見出してゆきました。また、現地での様々な方達との出逢いから、商社への就職を志望するようになったとか。卒業後はビジネス分野での活躍が期待されています。

 一方の阿部さんは、「留学ではない形で海外での学びを体験できるプログラム」を探していた際に、たまたまこのプログラムに出逢ったそうです。「援助の現場を自分目で見てみたい」という想いで、本プログラムに参加したという阿部さん。災害•紛争地域への食糧支援や途上国の栄養改善を行っている国連世界食糧計画(WFP)のネパール事務所において、現地で支援を必要としている方々への食糧支援活動に取り組みました。
 ネパールへの出発前は、「海外での働く経験はこれが最後だろう」と思っていた阿部さん。派遣後は海外で様々な国の人達と一緒に働く面白さに目覚め、将来のグローバルな働き方の具体的なイメージをつかめたようです。卒業後は金融の世界から海外と関わってゆくことが期待されています。

 帰国から4か月経った今、改めて二人に「UNYVへの派遣によってもたらされたもの」を振り返っていただいたところ、「ビジネススキル、特に一歩前に進む力。」(近藤さん)、「様々な方々とのつながり。今もなお、様々な方々、キャリアの相談に乗っていただいている。」(阿部さん)と回答。二人とも、未来につながるチカラを得たようです。

 二人の成長ぶりに刺激を受けたのか、報告会の参加者からはUNYVに関わる質問だけでなく、「自分にはこういう夢がある。夢の叶え方のアドバイスをしてほしい。」といった相談もなされていました。

 来年度派遣の公募は秋学期に告知予定です。グローバルな環境でのご自身の成長に関心がある方は、ぜひご応募ください。

(問い合わせ先 :国際連携機構特任准教授 三牧純子)