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国際連携・留学

明治大学生と立教大学生が国内の「サステナビリティ」の取り組みを学びました

2024年02月13日
明治大学 国際連携事務室

講義の様子講義の様子

ホテルニューオータニ東京にてホテルニューオータニ東京にて

 明治大学では立教大学等との連携により、実際の留学、オンライン学習そして大学の海外拠点の活用の3要素を組み合わせて新たな学習スタイルを構築する「グローバルシナジープロジェクト」を実施しています。
 同プロジェクトの一環として、明治大学の企画により、タイの学生とともにサステナブルな社会の構築と自身の在りようを考えるプログラム「タイで学ぶ食とわたしたちのサステナビリティ」がスタート。渡航前の研修(2月3日と5日)を行った後、2月7日から15日までタイ・バンコクにある明治大学の拠点(アセアンセンター)を中心に、タイ屈指の名門シーナカリンウイロート大学の学生とともに、フードセキュリティについて学びます。
 
 今年度も定員をはるかに上回る多くの学生から応募があり、最終的に明治大学生と立教大学生の計11名の参加が決定しました。

 2月5日に実施された第二回目の事前研修では、まず関連文献について参加者がプレゼン発表し、農業への課題に対する解決策についてアイディアを重ねました。その後、神奈川県で耕作放棄地での農業に取り組むフレンチシェフの白井寛人さんを講師に招き、環境保全の観点からの耕作放棄地への対応についてお話いただきました。
 参加者からは「食に関する問題や危険視する意見を多く目にする中、そうしたマイナス面ばかり見えるものに対して視点を変えてプラスに物事を進めていく姿勢にすごく希望が持てた。」(法学部1年 小林風月さん)、「耕作放棄地についてなにも知らなかったが、こんなにも可能性について溢れている土地なんだということを知ることができた。」(立教大学社会学部2年 渡邉綾華さん)というコメントがありました。

 続いて、参加者達は千代田区のホテルニュー・オータニ東京(株式会社ニュー・オータニ)を訪問。同社のファシリティマネジメント部の大高恵太課長から、同ホテルがSDGsの概念が生まれるずっと以前から取り組んでいる食品ゴミのリサイクルや環境配慮の詳細、そしてサステナビリティ実現のために人と人とのつながりが重要であることなどをお話いただきました。
 参加者からは「物事が循環していくためには人のバトンを固く繋げていくことの必要性に気付かされ、自分が今後残された資源の中で生きていく上で今先人が取り組んでいることを引き継ぎ、まだやっていないことに挑戦し、次世代に繋げていきたいと思う。」(農学部2年 比嘉麻美子さん)、「私1人の行動で起こせる変化は少ないかもしれないけれど、日々の生活の中でサステナブルな行動を小さなこと、できることから積み重ねたい。」(農学部2年 矢立乃愛さん)というコメントがありました。

(国際連携機構特任准教授 三牧純子)