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国際連携・留学

国連ユースボランティア派遣学生による報告会と座談会を実施しました

2024年03月08日
明治大学 国際連携事務室

八木さんの活動報告八木さんの活動報告

派遣学生3名による座談会派遣学生3名による座談会

3月5日に、国連ユースボランティア(以下UNV)としてUNCDFネパール事務所に派遣されていた八木颯斗さん(国日4年)による活動報告を行いました。
 
一般的に、後開発途上国では財政難により気候変動対策への予算配賦が難しく、それにより対応がなかなか進まないという現状があります。こうした状況を改善するために、UNCDFネパール事務所では、中央政府との連携のもと、地方政府への気候変動資金配分を促すためのプロジェクトを実施。八木さんはそのプロジェクトの立ち上げメンバーとして尽力しました。
着任当初にプロジェクトの背景について理解するために、150ページもの関連ドキュメントを読み込み、政府機関へインタビューを行ったり、他の国際組織へのアンケート調査を行ったり、様々な角度から果敢に取り組みました。
 
また、活動期間中に国連や世界銀行など援助関係者との人的ネットワークを広げ、人と人とを繋いだ、という八木さん。活動の終盤には、UNCDFの上長とともにJICAネパール事務所を訪問。自身でUNCDFのプロジェクトをJICAの方達にプレゼンさせていただくなど、両機関間のネットワーク構築にも貢献されたようです。
八木さんの報告からは、活動全体を通じて、国連についての学びだけでなく、社会人としても様々な気づきが得られたことが伝わってきました。
 
八木さんの活動報告後に、昨年度に派遣されていた近藤愛さん(経営4年・UNDPエジプト事務所派遣)および阿部弥生さん(国日4年・WFPネパール事務所派遣)の2名にも加わっていただき、三者による座談会を行いました。
 
4月から新社会人となる3人。国連での活動を改めて振り返り、新社会人の抱負として
「学び続ける社会人でありたい。UNYVの活動を通じて、学び続けることで道が開けると気づいたから。」(近藤さん)、
「現地で素晴らしい方々にお会いできた。彼らのように新しいことに常に挑戦し続ける社会人でありたい。」(八木さん)、
「活動中、現地や日本の様々な方々に支えていただき、今なお支えていただいている。周りへの感謝を忘れない社会人になりたい。」(阿部さん)。
と語りました。

最後に3人から後輩達に「少しでも関心があれば挑戦を。」、「積極的に経験を重ねて欲しい。」、「もしも迷うことがあれば周りの人を頼って。」とエールが送られました。
※より詳細な座談会の内容について、Meiji Nowにて公開しています。

 (問い合わせ先 国際連携機構特任准教授 三牧純子)