国際連携本部では、本学の国際化推進に向けた取り組みの一環として、教員が専門科目の講義を英語で行うための研修プログラムを実施している。2024年7月30日に実施された今年度第一回となる研修は、英語力とグローバルスキル習得のための研修で定評のある株式会社EdulinXの吉中昌國氏を講師に迎え、オンラインで開催された。
本研修は申込み開始からわずか2日で定員の15名に達し、教員の間での高い関心が伺えた。研修当日には全員が参加し、充実したプログラムが行われた。
研修は講師による講義と、参加者が4つの班に分かれて行うディスカッション形式で進行した。講義では、授業でよく使われる英語フレーズや、自己紹介やアイスブレイクの重要性が強調された。また、英語を流暢に話すことよりも、ゆっくりと短い文で話すことの重要性が説かれ、実践的なアドバイスが数多く提供された。
ディスカッションでは、各班が現状の語学力を維持しながらも改善できる方法を検討したり、専門分野を選んだ理由を英語で紹介したりするなど、活発なやりとりが行われた。
参加者からは、「研修前は講義を聞くだけのほうが気楽だと思っていたが、班ごとのディスカッションがあったことで実感が伴い、モチベーションが大いに高まった」「ディスカッションでは異なる専門をお持ちの先生方と、経験や考えを共有し合うことで、より実践的なスキルを身につけることができた」との声が寄せられた。
このような研修を通じて、英語での授業に対する自信を深め、さらなる国際化に向けた一歩を踏み出すことができるよう、今後も、教員が英語で効果的に教えるためのスキルを磨く機会を提供していきたい。
なお、今年度第2回の研修は、2024年10月3日(木)に横川綾子国際連携機構特任教授を講師として、「英語による授業について日本語で話しましょう!」をテーマに座談会形式で開催する予定である。英語による授業の重要性を認識し、それらを実践する際の課題と対処法を教員間で議論を行うよい機会となるため、奮ってご参加いただきたい。