Go Forward

国際連携・留学

2025年度春学期「交換留学生修了式」を実施しました

2025年07月31日
明治大学 国際教育事務室

代表留学生によるスピーチ代表留学生によるスピーチ

多数の交換留学生が参加しました。多数の交換留学生が参加しました。

 明治大学での交換留学プログラムを春学期で修了する外国人留学生の「交換留学生修了式」が7月29日、駿河台キャンパス・グローバルフロントで開催され、1学期間または1学年間の留学を終える留学生ら約230人の門出を祝いました。交換留学プログラムは、明治大学と海外の大学間または学部・研究科間の協定に基づくもので、今回修了を迎えた留学生は、23カ国・地域、62大学からの受け入れとなりました。

 修了式は、国際教育副センター長の石黒太郎商学部教授のあいさつで開式し、石黒教授は「Wherever your next steps take you, know that you carry the Meiji spirit. Go forward boldly, share your story, and keep building bridges across cultures. The world needs you. Your journey doesn’t end here—it’s just beginning.(どのような進路を選んだとしても、交換留学生の皆さんは”明治魂”と共にあります。大胆に前へ進み、歩んだ道のりを共有し、文化を越えた架け橋を繋ぎ続けてください。そんなあなたを世界は求めています。皆さんの旅路はここで終わるのではありません、—今、まさに始まったばかりなのです。)」と、明大ラグビー部の礎を築いた故・北島忠治元監督の「前へ(Go Forward)」の言葉も交え、交換留学生の修了を祝福しました。その後、国際連携本部長の高馬京子副学長(国際交流担当、情報コミュニケーション学部教授)の祝辞では、SNSの発展により他者とのつながりが容易になった反面、それに伴う世界の分断が生じているといった現状に触れたうえで、「Having interacted with students from diverse cultural backgrounds at Meiji University in Japan, a foreign country, and studied together, I believe you have engaged in discussions on the same themes from different perspectives while respecting one another. I believe that all of you who have studied at Meiji University will be able to promote dialogue with people of different cultures and contribute to world peace in a future world.(日本という異文化の土地で、多様な文化背景を持つ学生たちと交流し、共に学んだ経験を通じて、互いを尊重しながら同じテーマについて異なる視点から議論を重ねてきたことでしょう。明治大学で学んだ皆さんは、このような未来の世界において、異なる文化を持つ人々との対話を促進し、世界平和に貢献できると信じています。)」とエールを送りました。
 
 その後、国際教育センター長の江藤英樹法学部教授より、交換留学生を代表して、ゲーテ大学(ドイツ)からの留学生であるモニケ ヨナスさんへ修了証の授与が行われた後、モニケさんから日本語でのスピーチが行われました。モニケさんは、「私たち留学生は何があったとしても、この明治大学で過ごした時間を誇りにして良いと思います。異国で半年もしくは一年間を過ごすことは簡単なことではありません。知っている環境から知らない環境へ移動し、知り合いなどがほとんどいない場所で、他言語で生活をするには壮大な勇気がいります。それを成し遂げたここにいる学生の皆さんにはすごいことを達成したという気持ちを持って欲しいです。」と、留学生活を振り返り、「明治大学で過ごした時間は決して無駄になることはありません。たとえ、その時間が思い出になっても、連絡が途切れてしまっても、私たちは日本で過ごした時間を大切にして、新たな挑戦として、自分の成長に繋がった経験として、振り返ることがきっとできます。(中略)この留学期間をここまで楽しめたのは、ここに集まっている先生方、事務室の皆さん、留学生の皆さんのおかげです。最後になりますが、本当にありがとうございました。そして、また会いましょう。」と同じく留学を終える交換留学生との再会の約束を交わすと、会場は温かい拍手に包まれました。