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黒耀石研究センター

客員研究員 大工原 豊氏が長野県茅野市より「第14回尖石縄文文化賞」を受賞しました

2013年11月06日
明治大学 研究・知財戦略機構

客員研究員 大工原 豊氏が長野県茅野市より「第14回尖石縄文文化賞」を受賞しました。

受賞理由:同氏の研究は、精緻かつ着実な観察力で縄文石器を体系的、総合的に追求するものである。その手法は、これまでの研究の歴史をふまえたうえで、石器が有するさまざまな情報を実証的に分析し、石器のかたち、石器の機能・用途、石器に使われた石材、石器製作技術、さらには土器型式への帰属率などの研究を深め、縄文社会の総合的理解に努めようとするものである。これらの成果は新たに縄文石器研究を牽引し、縄文文化解明の新地平を拓くものとして高く評価できる。同氏は、さらに緻密な石器研究に立脚して縄文時代の社会構造の解明を目指している。このことは、縄文人の行動や社会生活を明らかにしようとした宮坂英弌の研究・業績を顕彰する宮坂英弌記念尖石縄文文化賞の趣旨に沿うものである。