Go Forward

出版事業

※各出版物の画像をクリックすると詳細をご覧になれます。

紀要

機関誌『資源環境と人類』

第14号(2024年3月:明治大学黒耀石研究センター発行)
第13号(2023年3月:明治大学黒耀石研究センター発行)
第12号(2022年3月:明治大学黒耀石研究センター発行)
第11号(2021年3月:明治大学黒耀石研究センター発行)
第10号(2020年3月:明治大学黒耀石研究センター発行)
第9号(2019年3月:明治大学黒耀石研究センター発行)
第8号(2018年3月:明治大学黒耀石研究センター発行)
第7号(2017年3月:明治大学黒耀石研究センター発行)
第6号(2016年3月:明治大学黒耀石研究センター発行)
第5号(2015年3月:明治大学黒耀石研究センター発行)
第4号(2014年3月:明治大学黒耀石研究センター発行)
第3号(2013年3月:明治大学黒耀石研究センター発行)
第2号(2012年3月:明治大学黒耀石研究センター発行)
第1号(2011年3月:明治大学黒耀石研究センター発行)

広原遺跡群発掘調査概報

広原遺跡群発掘調査概報II
広原遺跡群発掘調査概報I

機関誌『黒耀石文化研究』

※「黒耀石文化研究」は,明治大学博物館で購入できます。 
第5号(2007年3月:明治大学博物館発行)
詳細はこちら
第4号(2006年3月:明治大学博物館発行)
詳細はこちら
第3号(2004年3月:明治大学人文科学研究所発行)
詳細はこちら
第2号(2003年3月:明治大学人文科学研究所発行)
詳細はこちら
創刊号(2002年3月:明治大学人文科学研究所発行)
詳細はこちら

ニューズレター

第19号、2023年9月

ニューズレター

第18号、2023年3月

第17号、2022年9月

第16号、2022年3月

第15号、2021年9月

第14号、2021年3月

第13号、2020年9月

第12号、2020年3月

第11号、2019年9月

第10号、2018年11月

第9号、2018年7月
第8号、2017年3月
第7号、2016年9月
第6号、2016年3月
第5号、2015年9月
第4号、2015年3月
第3号、2014年6月
第2号、2012年10月
第1号、2012年2月

論文集・報告書

シンポジウム、調査の成果を世界に発信しています。

黒耀石研究センター叢書シリーズ Ⅱ巻『縄文時代の環境への適応と資源利用』



明治大学黒耀石研究センター叢書シリーズII巻『縄文時代の環境への適応と資源利用』
編著者 栗島 義明
出版元 雄山閣
(表紙写真)

内容紹介
環境・遺跡・道具・社会の視点から、縄文時代研究の最新動向を、豊富な図版写真とともにわかりやすく解説。

【目次】
序文
はじめに
Ⅰ 縄文時代の環境と資源
  1 植物の環境適応(能城 修一)
  2 資源環境への適応(栗島 義明)
   column 1 自然科学と考古学の出会い(吉田 邦夫)

Ⅱ 遺跡と地域社会—高度に複雑化した社会と遺跡形成—
  1 岩陰・洞穴遺跡の研究(藤山 龍造)
  2 住居址・集落・墓・貯蔵穴(奈良 忠寿)
   column2 洞窟の発掘(横尾 昌樹)
   column3 貝塚の調査(西野 雅人)
  3 原産地に残された遺跡群(絹川 一徳・大竹 幸恵)
  4 低地の遺跡─低地に残された木組遺構とは?─(栗島 義明)

Ⅲ  道具の製作と利用—道具とその流通—
  1 土器の型式学的研究(吉岡 卓真・宮内 慶介)
  2 胎土分析からみた縄文土器の製作(河西 学)
  3 黒曜石の流通—蛍光X線分析とその成果—(池谷 信之)
  4 ヒスイ・コハク・貝─装身具の製作とその広域的分布─(栗島 義明)
   column4 トチ・水場・木製品(栗島 義明)
   column5 動物考古学秘話(樋泉 岳二)
  5 縄文時代の木製品(栗島 義明)
  6 編組製品(佐々木 由香)
  7 漆器とその作成技術(本多 貴之)
  8 石棒と祭祀(鈴木 素行)

Ⅳ  集団と社会—資源利用の特性から—
  1 生業研究における動物遺存体分析の現状(斉藤 慶吏)
  2 縄文時代の食料は資源だったのか(米田 穣)
   column6 人骨(渡辺 新)
  3 科学的分析から集団関係を探る(日下 宗一郎)
   column7 レプリカ法による土器圧痕調査(佐々木 由香)

参考文献・出典一覧


黒耀石研究センター叢書シリーズⅠ巻『人類と資源環境のダイナミクスⅠ 旧石器時代』



黒耀石研究センター叢書シリーズⅠ巻『人類と資源環境のダイナミクスⅠ 旧石器時代』
編著者 小野 昭
出版元 雄山閣
(表紙写真)

内容紹介
人類は歴史的に、身の回りの資源環境とどんな関係を双方向に持っていたのだろ
うか。後期旧石器時代の人びとが最終氷期末の環境変動のなかで、資源の獲得を
どのように適応して開発したのか。そのダイナミクスを、中部高地の広原(ひろ
っぱら)湿原と遺跡の考古・古環境調査を題材に紹介する。コラム、グロッサリ
ー、興味関心の拡大を支援する日・英の基本文献も収録。明治大学黒耀石研究セ
ンターが5年間組織的に取り組んだ研究成果を要約した、センター叢書シリーズ
の第I弾。

執筆分担(50 音順)
小野 昭 Ⅰ章・Ⅷ章
島田和高 Ⅱ章・Ⅳ章・Ⅴ章・Ⅵ章・Ⅶ章・Ⅷ章・コラム5
隅田祥光 コラム2
中村由克 コラム1
橋詰 潤 Ⅳ章・Ⅴ章・Ⅶ章・コラム4・コラム6
吉田明弘 Ⅲ章・コラム3

目次
序 文
はじめに

Ⅰ 自然環境と人類活動
1.自然の階層構造
自然史のなかの人類史/自然の階層構造と人類進化
2.最終氷期から完新世への気候変動
気候変動と人類 /第四紀のなかの最終氷期
3.狩猟採集社会の資源開発
岩石素材/有機質の素材/景観の変化と生業の対
column1 後期更新世の日本列島の動物資源

Ⅱ 後期旧石器時代の移り変わりと黒曜石資源の開発
1.明治大学黒耀石研究センターと広原湿原
2.石器時代の黒曜石
3.後期旧石器時代の編年
後期旧石器時代の中部・関東地方/後期旧石器時代の中部高地
4.氷河期の黒曜石利用はどう変化したか
原産地分析データ/黒曜石利用の動態
5.問題の所在と研究デザイン
column2 黒曜石の原産地分析

Ⅲ 中部高地の黒曜石原産地周辺における過去3万年間の景観変遷
1.人類史の構築における景観復元の意義
2.広原湿原のHB-1Aコア試料と堆積年代
3.広原湿原における花粉分析と微粒炭分析
4.過去3万年間における黒曜石原産地周辺の景観復元
約3.0~2.0万年前における高山景観/約2.0~1.1万年前における森林限界の上昇と気候の温暖化/約1.1万年前~700年前の森林化と山火事/約700年前以降における人間活動による植生景観の改変
5.植生景観による視界と移動性の違い
column3 古気候を復元する

Ⅳ 中部高地にヒトは何を残したか—広原遺跡群の発掘—
1.何のために発掘するのか
2.中部高地原産地における広原湿原と広原遺跡群
3.広原第Ⅰ遺跡—ヤリを携えた人々の作業跡—
広原第Ⅰ遺跡の出土遺物 /広原第Ⅰ遺跡の編年と性格
4.広原第Ⅱ遺跡—局部磨製石斧を携えた黒曜石獲得集団—
遺物の出土状況/4層石器群の組成/4層石器群の石核技術と編年/4層石器群の性格/まとめ
5.古環境変遷史と遺跡はどのように対応するか
約3.0万年前以前/約3.0万年前~1.7万年前/約1.7万年前~1.1万年前/約1.1万年前以降
column4 日本列島の後期旧石器時代遺跡

Ⅴ 中部高地でヒトは何をしていたのか—黒曜石原産地分析の活躍—
1.黒曜石原産地研究のパラダイム
2.原産地分析の結果と原石分布のインデックス
第Ⅰ遺跡と第Ⅱ遺跡の原産地分析結果/和田川流域における黒曜石原石の分布
3.広原第Ⅰ遺跡と黒曜石獲得の行動系
黒曜石の原産地分析結果/黒曜石製石器の自然面の検討/黒曜石獲得をめぐる行動系
4.広原第Ⅱ遺跡と黒曜石獲得の行動系
原産地分析結果と4層石器群 /黒曜石の獲得領域 /4層石器群を原産地分析から読み解く /黒曜石獲得集団の行動系

Ⅵ 気候変動のインパクトと人間適応のダイナミクス
1.「有効環境領域」の創出
2.3.0万年前以前
中部高地原産地の利用/黒曜石利用のはじまり/環状ブロック群とは/環状ブロック群の分類/遊動生活と環状ブロック群の形成モデル/現生人類の定着と黒曜石
3.最終氷期最寒冷期(LGM)初頭(e-LUP:約2.9~2.5万年前)
中部高地原産地の利用/武蔵野台地Ⅱa期の黒曜石利用/寒冷化のインパクトと中部高地利用の一時回復
4.最終氷期最寒冷期(LGM)(l-LUP:約2.5~2.0万年前)
中部高地原産地の利用/武蔵野台地Ⅱb期の黒曜石利用/寒冷化のインパクト:Ⅱb期前半/黒曜石獲得の共同利用施設:Ⅱb期後半
5.最終氷期最寒冷期(LGM)終末(f-LUP:2.0~1.9万年前)
中部高地原産地の利用/長野県矢出川第Ⅰ遺跡の特異性/原産地利用が二極化した背景
column5 石器研究法

Ⅶ 晩氷期の温暖化と縄文文化への胎動
1.北方系細石刃石器群と中部高地原産地
2.神子柴系大形尖頭器と中部高地原産地
3.晩氷期前後の環境と人類活動の変化
最終氷期末の環境変動/考古資料と古環境の対応関係/本州東部における石器と古環境との関係/古環境変動と人間行動の関係をさぐる/狩猟具からさぐる動物資源利用/伐採具利用からさぐる植物資源利用/晩氷期前後における資源利用行動の変化
column6 土器の出現をめぐる最近の動向

Ⅷ 中部高地からユーラシアへ
1.黒曜石原産地研究の課題と意義
2.比較の可能性—広原遺跡群とウラーフェルゼン遺跡—

用語解説
引用参考文献
索引
更新世末期のアムール川下流域における環境変動と人類行動Vol. 3:ゴンチャルカ1遺跡(2001年)発掘調査報告書



『明治大学黒耀石研究センター資料・報告集』第4号として刊行.正式書名は,橋詰潤・シェフコムードI.Ya.・内田和典・長沼正樹編『更新世末期のアムール川下流域における環境変動と人類行動Vol. 3:ゴンチャルカ1遺跡(2001年)発掘調査報告書』.ロシア連邦アムール川下流域の土器出現期である「オシポフカ文化」の最も著名な遺跡の1つである,ゴンチャルカ1遺跡の日露共同調査の報告に加え,年代測定結果や,同遺跡での過去の調査成果との対比に関する論考を掲載.2017年3月刊行.104頁,写真図版Pl.1~22.
【報告書】
その1
その2
その3
その4
その5
その6
その7
その8
※容量が大きいため分割して掲載しています。

ゴンチャルカ1遺跡(2001年)出土遺物属性表excelファイルダウンロード
更新世末期のアムール川下流域における環境変動と人類行動Vol. 2:ノヴォトロイツコエ10遺跡(2003-2004年)発掘調査報告書



『明治大学黒耀石研究センター資料・報告集』第3号として刊行.正式書名は,橋詰潤・シェフコムードI.Ya.・内田和典・長沼正樹・松本拓編『更新世末期のアムール川下流域における環境変動と人類行動Vol. 2:ノヴォトロイツコエ10遺跡(2003-2004年)発掘調査報告書』.ロシア連邦アムール川下流域の土器出現期である「オシポフカ文化」の遺跡であるノヴォトロイツコエ10遺跡の日露共同調査の報告に加え,年代測定結果やオシポフカ文化や縄文草創期における土器に関する論考を掲載.2017年3月刊行.98頁,写真図版Pl.1~13.
【報告書】
その1
その2
その3
その4
その5
その6
※容量が大きいため分割して掲載しています。

ノヴォトロイツコエ10遺跡(2003-2004年)出土遺物属性表excelファイルダウンロード
長野県中部高地における先史時代人類誌 広原遺跡群第1次~第3次調査報告書



本書は,中部高地黒曜石原産地における先史時代人類活動と環境変動との関係把握を目的に行った,長野県長和町の広原湿原および周辺陸域における調査の正式報告書である.湿原および陸域からコア試料等を採取し,年代,花粉,植物珪酸体,珪藻,テフラ等を分析し,過去3万年の古環境変遷を復元した.広原遺跡群第I遺跡と第II遺跡では発掘調査および出土石器の原産地解析を実施した.I遺跡では,縄文前期初頭および押型文系の土器,後期旧石器後半の尖頭器石器群が発見された.II遺跡では,押型文系土器と,後期旧石器前半の局部磨製石斧と台形様石器を伴う石刃石器群が発見された.後者では黒曜石集石が2基確認された.338頁.
【報告書】
 その1
 その2
 その3
 その4
 その5
※容量が大きいため分割して掲載しています

【遺物台帳データファイルダウンロード】
 1.広原I遺跡(CSV)
 2.広原I遺跡(Excel)
 3.広原II遺跡(CSV)
 4.広原II遺跡(Excel)
更新世末期のアムール川下流域における環境変動と人類行動Vol. 1:オシノヴァヤレーチカ12遺跡(2010年)およびオシノヴァヤレーチカ10遺跡(2012-2013年)発掘調査報告書



黒耀石研究センターによる新たな書籍シリーズである,『明治大学黒耀石研究センター資料・報告集』第2号として刊行.正式書名は,橋詰潤・シェフコムードI.Ya.・内田和典編『更新世末期のアムール川下流域における環境変動と人類行動Vol. 1:オシノヴァヤレーチカ12遺跡(2010年)およびオシノヴァヤレーチカ10遺跡(2012-2013年)発掘調査報告書』.ロシア連邦アムール川下流域の土器出現期である「オシポフカ文化」遺跡の発掘調査報告に加え,年代測定結果や東アジアにおける土器出現期の概観と今回の調査成果の位置づけに関する論考を掲載.2016年3月刊行.111頁,写真図版Pl.1~20.
オシノヴァヤレーチカ12遺跡(2010年)出土遺物属性表excelファイルダウンロード
ERAUL 138(概要のみ)



2012年に黒耀石研究センター主催で開催した、国際シンポジウム「先史時代の石材の開発と流通:多様な古環境における比較の展望」の論集である。ドイツ、カナダ、ハンガリー、ウクライナ、イタリア、オーストリア、日本の研究者による12本の論文が掲載されている。出版はベルギーのリエージュ大学考古学研究所から、著名な刊行物ERAULの第138号として2014年3月末に刊行された。236頁
BAR(概要のみ)



2011年に黒耀石研究センターが主催した国際ワークショップ「黒曜石の産地推定研究と地質学的黒曜石の標準化に関する方法上の諸問題」の論集である。アメリカ、ロシア、韓国、日本の考古学、分析化学、地質学の研究者による11本の論文が収録されている。1964年、黒曜石の理化学分析に最初の扉を開いたイギリスのC. レンフルー卿から序文を得て、考古学では世界に名の通ったBritish Archaeological Reports (BAR) International Series, No. 2620として2014年4月に刊行した。183頁。
International Joint Research Project Report 2013



明治大学国際共同研究プロジェクトの一環として、明治大学黒耀石研究センターとタラスシェフチェンコ名称キエフ国立大学の考古学研究室で実施した共同研究の成果を収録した。
前期旧石器、中期旧石器の考古学的調査、地質調査、カルパチア産の黒曜石の調査の結果を英語、ロシア語の2種言語で2014年3月末に刊行した。日本語の要旨も付した。177頁。
Archaeology and Geology of Ukraine in Regional Context



文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「ヒト‐資源環境系の歴史的変遷の基づく先史時代人類誌の構築」、並びに明治大学国際共同研究プロジェクトの一環として2014年に実施したウクライナのカルパチア産黒曜石を中心とする調査の報告である。関連地域の古地理と旧石器時代の論文、薄片による岩種の判定なども収録した。英語とロシア語の2種言語で刊行。159頁。