シンポジウム
『鈴木次郎らの提唱した相模野編年と旧石器時代史の構築に向けて』
ローム層堆積に恵まれた相模野台地は、後期旧石器時代編年の構築に最適で、多様な石器群の出土と相俟って旧石器研究のメッカともいえるフィールドである。相模野台地における旧石器研究は、相模考古学研究会の分布調査に端を発し、1971年、鈴木次郎・矢島國雄による「相模野編年」として結実した。その後、諏訪間による段階把握の提唱なども経て、今日に至っている。
本研究会では、鈴木次郎らの提唱した相模野編年の仕事を検証するとともに、旧石器時代史の構築に向けてさらなる議論を行うものである。
◆日時:2025年11月24日(月・祝日)10時30分~16時00分
◆会場:横浜市歴史博物館
https://www.rekihaku.city.yokohama.jp/koudou/go/museum/
◆主催:明治大学黒耀石研究センター
共催:横浜市歴史博物館
◆参加費:無料
◆定員:100名(申込不要、先着順)
<プログラム>
10:30~11:10 諏訪間順 「鈴木次郎・矢島国雄による相模野編年の残した意味」
11:20~12:00 堤 隆 「尖頭器石器群と細石刃石器群の時間的関係:鈴木次郎の並行説再考」
12:00~13:30 〈昼休憩〉
13:30~14:10 島田和高 「相模野ナイフ形石器文化終末期から尖頭器、細石刃への交代劇:段階編年論再考」
14:20~16:00 座談会 「鈴木次郎と考古学研究・埋蔵文化財保護行政」
白石浩之・矢島國雄・御堂島正・栗原伸好・島田和高・諏訪間順・堤 隆