■ 第7回COLS考古学フォーラム
石器石材ワークショップー石器石材鑑定のためのノウハウー
先史時代の石器は、その石材が分かれば当時の人びとの行動圏や生活圏を知ることができる大変多くの情報を秘めています。しかし、石器石材は考古学の授業では扱われないだけでなく、地質学の方では石の新鮮面を観察することが基本になっているので、石器のような風化したものを判断するのは容易ではありません。
今回は、石器研究で多くの人が一番困っている「石材鑑定の仕方とコツ」を習得することを目的とします。石器石材は、高価な機器を使わないでも、身近にある道具や材料調べることができます。実体顕微鏡の使い方や岩石の比重のはかり方、帯磁率のはかり方などを実習します。
自然豊かな群馬県下仁田で、豊富な岩石標本と顕微鏡を使って、国内では唯一の石器石材研修を行います。
記
◆日程:
2026年10月10 日(土)~12 日(月・祝日)
◆会場:下仁田町自然史館
群馬県甘楽郡下仁田町大字青倉158番地1(電話番号:0274-70-3070)
https://www.shimonita-geopark.jp/shizenshikan/index.html
上信電鉄下仁田駅下車 歩いて約20分
高速道は下仁田IC 高速バスで下仁田IC下車 そこからバス
◆講師:中村由克(明治大学黒耀石研究センター・下仁田町自然史館)
◆定員:15名まで(フォームへの先着申込み)全日参加をお願いいたします。
https://forms.gle/yfojFuavxkadCLPv7
◆スケジュール
・10月10日(土) 13時 集合
13:20 ~18:00 基礎編 講義
・10月11日(日)
9:00~12:00 基礎編 講義
13:00~17:30 基礎編 実習
・10月12日(月)
9:00~12:00 応用編 実習
12:00 解散
◆参加費:600円(自然史館入館料として)
◆宿舎:下仁田自然学校の合宿所「かぶらハウス」 1泊 1,500円(学生は500円)
◆食事:夕食は近くの食堂を利用。朝・昼食はスーパー・コンビニ等で各自調達。
◆付記:ハウスには布団、毛布があります。風呂は交代で。
希望者には旅館「下仁田館」(朝付7,700円程度)を斡旋。
◆主催:明治大学黒耀石研究センター(COLS)
◆共催:研究代表者 中村由克 科研費基盤(C)「先史時代における石器石材の非破壊原産地推定法の開発に関する研究」
【参考となる文献】
中村由克 2023 「実体顕微鏡観察に基づく山形県金谷原遺跡と横道遺跡の珪質頁岩の特徴」『旧石器研究』19
中村由克 2024 「石器石材の特徴と非破壊的な原産地推定法‐剥片石器石材-『旧石器研究』20
中村由克 2025 「黒曜石「晶子形態法」復活の目的と成果」『季刊考古学』172
中村由克 2026 「旧石器・縄文時代の石斧・装身具石材の特徴と鑑定法」『旧石器研究』22
中村由克 2026 「サヌカイト・安山岩類の原産地とその帯磁率特性」『資源環境と人類』16
【あったら便利な図書】
高橋直樹・大木淳一 2015 『石ころ博士入門』全農教、観察と発見シリーズ、全国農村教育協会 2970円 岩石図鑑としてお薦め、解説と顕微鏡解説が役立つ