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黒耀石研究センター

「2011年度広原湿原及び周辺遺跡(長野県長和町)に関する考古・古環境調査」終了のお知らせ

開催期間:2011年08月16日~2011年08月25日
明治大学

2011年度私立大学戦略的研究基盤形成支援事業、「ヒト‐資源環境系の歴史的変遷に基づく先史時代人類誌の構築」の研究事業の一環として「2011年度広原湿原及び周辺遺跡(長野県長和町)に関する考古・古環境調査」が実施されました(2011.8.16-8.25)。

本フィールドワークでは,古環境解析グループ(リーダー:公文富士夫・信州大学理学部)・火山灰考古学研究所(早田勉)による標高1400mに位置する広原湿原の泥炭層サンプリング(約280cm),ヒト-資源環境系グループ(リーダー:島田和高・明治大学博物館)による周辺遺跡の発掘調査(3ヶ所のテストピット),および資源環境系基礎論グループ(リーダー:杉原重夫・明治大学文学部)による当該調査地の地形解析に資する踏査が行われました。

ご承知のとおり調査期間中は悪天候続きで,雨との戦いでしたが,所定の調査計画を完了することができました。今後,各グループにおける調査テータの整理と解析が開始されます。

フィールドワークの成果は,COLS紀要「資源環境と人類」2号,地球惑星科学連合セッション,日本考古学協会総会セッションなどで順次公表される予定です。