2025年02月04日
N・Tさんの声(女子,参加当時1年生)
刺激に溢れた14日間
Q1. 研修に参加して良かったと思うことは何ですか?
現地でしか行けない場所、人に出会えたこと。裁判所や刑務所はなかなか行く機会がなく、外国でとなるとさらに行く機会がないので今回行くことができて嬉しかった。特に刑務所については私が想像していたよりも開放的で自由が利くことや、受刑者のケアがしっかりしていることを知ることができた。実際に働いている人から話を伺えたのは貴重な体験であった。ハワイの人から見た日本の法制度や教育、ジェンダー問題についてのお話は私が聞きたかったことの一つでもあったので、大変参考になった。また、日本との違いを実感できたこと。法制度にしても連邦制と単一国家制という違いがあり、そのほかにも大きく違うことが多くあって新しい制度を知ることができた。また、ジェンダー問題についてアメリカは日本に比べて進んでいると感じることが多く、三法に関わる職業における女性の数が多かった。特に最高裁判事などの重要なポジションにおいても女性の数が多いことに驚かされた。そのような立場にいても仕事と生活のバランスが取れるような社会の仕組みが作られているので、女性でも働きやすい環境であった。
Q2.研修に参加したことで、どんな力がつきましたか? どんな点が成長したと思いますか?
授業を受けながら、常に疑問を見出す力がついた。教授が授業中に質問があるか聞いてくださるので、せっかくの機会であるし常に日本との相違を見つけたり角度を変えたりしながら考えていた。初めて見たり聞いたりするものも多く、メモを取ることに必死なこともあったが、振り返った時に疑問点も複数浮かんできたので、調べて解決した。知らないことが多く、新鮮な発見が多かったのでさらに考えを深めることができた。また、
Q3.研修に参加したことで、今後の学習面と将来のキャリアに関し、どんな気づきがありましたか?
学習面においては実践的な語学勉強が必要だと思った。もちろん文法力や単語力は大切だと思うが、スピーキング力が足りないことに気づかされた。自分の意見を伝えたいときに言葉が出なかったり、伝えたいことが伝えきれなかったりしたので使う場面を増やしていく。また、地域によって英語でもイントネーションが異なるので聞き取りにくいことがあった。またネイティブの人の話すスピードが速く、追いつけない時もあった。そのため、普段から英語を聞いて耳を慣らすとともに様々な国の英語を聞く。将来については多くの日本人が海外で働いてる姿を見て、より一層外国で働きたい気持ちが強まった。今回様々なバックグラウンドを持った方とお会いして、思いもよらなかった人生や考え方に触れられたことがとても刺激的でこのような環境で仕事ができたら楽しそうであると思った。仕事において個人の実力が試されるので多くの力をつけておくべきだと気づかされた。
Q4. 未来の参加者へのメッセージ
法律に詳しくない、または英語が不安という方でも興味があるならぜひ参加してみてほしいです。私も初めての海外で不安でしたが、不安を感じる暇もないくらい毎日が刺激的で学び多き毎日でした。2週間が一瞬で過ぎました。最高裁判事にお会いできたり、アメリカの刑務所を見学したりすることなんてめったにないことですし、実際に体験しないとわからないことがたくさんあります。知識は自分で身につけられるけれど、経験は実際に行ってみないとできません。新たな発見とそこでしかできない経験をしてきてほしいです。勉強だけではなく、街を歩いて文化の違いや言語の壁などを感じてみてほしいです。ぜひハワイ研修に参加して、刺激的で楽しい毎日を過ごしてください。
A・Kさんの声(女子,参加当時1年生)
ハワイ大学法学研修で学んだことと伝えたいこと
Q1. 研修に参加して良かったと思うことは何ですか?
まず最高裁判所や法律事務所へのフィールドトリップで、法律のプロフェッショナルの方からのお話を伺えたこと、またそれらの活動を通じて法を実践的に学ぶことができたことです。講義で日本とハワイの法制度の違いや特徴を理解したあと、実際に目で見て聞くことで文字としての知識ではなく経験として知ることができ、新しい考え方を取り入れることができました。講義においてはほとんどが英語で行われたため、英語で聞いて理解するということを意識していました。そのためこれまでの英語教育で学んできた以外のセンテンスや言い回しも知ることができ、授業後の質問も拙くも英語ですることで英語を自然と使えるような習慣が身についたと思います。劇的に英語力が向上したというわけではありませんが日本語から英語に直すのではなく英語で聞いて話すということに多少なりとも抵抗なくシフトすることができるようになりました。
Q2. 研修に参加したことで、どんな力がつきましたか? どんな点が成長したと思いますか?
他と少し重なる部分もありますが、学習においてはハワイの歴史と現在の社会問題の関連性、講義で理解したこととフィールドトリップとの関わりといったように、特に繋がりを意識していました。そのなかで関連している問題には、環境法で聞いた内容からだけではなく経済の視点からの考えが共通していたりということに気づいたり、一つの角度に捉われない考え方が身についたと思います。また頻繁にというわけにはいきませんでしたが、教授に授業後に質問をできるように授業のポイントや気になる部分には自分の考えを持つようにして英語で聞けるようにしていました。答えていただいた後も忘れないようにメモをして、気になった内容は追求して疑問点を解決するための積極性が身についたと思います。また日本と異なるチップの文化や英語での注文の仕方など、はじめはみようみまねでしたが次第に慣れていき新しい環境や文化にも適応することができたと思います。
Q3.研修に参加したことで、今後の学習面と将来のキャリアに関し、どんな気づきがありましたか?
漠然とした法への興味から卒業後は大学院に進学したいと考えており、調べていくうちに海外の大学院に興味が湧き、今回の研修は海外のロースクールで法律を英語で学ぶことで将来のイメージをより具体的にすることができました。具体的には講義室で話を聞くといったものだけではなく、教授の問いかけに学生が答えながら授業が進められたり、交渉の講義で実際に交渉術を学んで実践したりと様々でした。また法律の講義に加えハワイの歴史や環境問題に関する講義も受講することができ、その二つは切っても切れないほど密接に関係していることがわかりました。これまで大学の講義のそれぞれの科目を切り離して考えていましたが、よくよく考えてみれば成立の過程にも内容にもハワイ同様日本の歴史や文化、社会問題が絡んでいるのだということを俯瞰してみることで改めて気づくことができました。
Q4. 研修中の一番の思い出は何ですか?
学習面を除けば、週末には明治のみんなとダイヤモンドヘッドに登り、豪勢な花火を観に行ったり、日本にはないお店でのショッピングを楽しんだりと新鮮な経験をたくさんしたことです。到着したばかりの時にサングラスの値段の高さに驚いたりスーパーマーケットに売ってある品揃えが日本とは明らかに異なっていたり、特にお菓子の種類が野菜より豊富であったりだとか、毎日が新しい気づきに溢れていました。どこも初めて行く場所だったため街並みや住んでいる人の変化を感じることもできました。また週末に訪れたパールハーバーはとても印象に残っています。これまでの平和学習ではあくまで日本視点の第二次世界大戦の歴史を学んできただけでしたが、真珠湾攻撃について詳しく聞いたこともなかったしこれまで知ろうともしていませんでした。それだけに教科書にはない歴史の事実に衝撃を受けましたし、来なければ学ぶことができなかったであろう戦争の悲惨さを水没した戦艦やガイドの方の説明、そして記念館の展示や映像から学ぶことができました。
Q5. 未来の参加者へのメッセージ
是非とも前年度の報告書を読んでいただきたいと思います。その中に講義やフィールドトリップを含め日常生活でもきっと役立つであろうことがたくさん書かれています。ABC storesは観光客向けでtargetが食料品購入におすすめだとかチップについてもあげたらキリがないのですが、とにかくやりたい思ったことは何でもやってみてほしいし、行きたいところには行ってほしいです。後悔だけはしないでください。講義が終わって疲れて何もしたくなくてもホテルにずっといるのは勿体無いです。新しい経験をすればするだけ自分の中でその分気づきや考えが広くなって深まって、全て自分の知識にすることができます。また同じメンバーとの会話も大切にしてほしいと思います。自分と同じように海外に興味を持っている法学部生との交流はとても貴重ですし、講義後に気になるトピックについて議論するのも異なる視点が得られてきっと面白いと思います。このメッセージが充実した二週間を過ごすのに役立てれば幸いです。
S・Kさんの声(女子,参加当時1年生)
挫けそうになった時に思い出したい経験
Q1.研修に参加して良かったと思うことは何ですか?
この研修に応募した理由のひとつに、学習やコミュニュケーションのツールとして英語を使えるようになりたいという思いがありました。研修をきっかけに、英語を「使う」ことに抵抗がなくなり、研修後にはアルバイト先で英語で接客したり、英語でコミュニケーションをする友達を作ったりすることができるようになりました。これが研修に参加して良かったと思うことの一つです。また、ハワイ大学で授業を受けられることに加え、現地で活躍される判事や弁護士の方々から直接お話を伺える貴重な機会を得られたことも良かったです。
Q2. 研修に参加したことで、どんな力がつきましたか? どんな点が成長したと思いますか?
海外では自己主張が大事と一般的に言われると思いますが、それを意識して渡航前の期間と現地での二週間生活していたため、黙っていないで自分の考えを話す習慣がつきました。また、自分の周りに降ってきたチャンスに気付こう、掴もうという意識が生まれました。実際今までチャンスに気づかなかったことは多いと思います。例えば、Oh-o! Meijiではイベントの参加募集など毎日様々な「チャンスとなる」情報が提供されているにもかかわらず、情報を浴びるように過ごすだけで、活用できていませんでした。
Q3.研修に参加したことで、今後の学習面と将来のキャリアに関し、どんな気づきがありましたか?
英語学習に関しては、自分の英語の未熟さを実感し、これからも向上させていこうという強い気持ちを抱きました。
Q4. 研修中の一番の思い出は何ですか?
将来、日本社会の改善に貢献したいと思いながら日頃の勉強をするなかで、社会の現状にうちのめされて、自分が頑張っても意味があるのだろうかと無力感に苛まれることが度々あります。実際に活躍する方々にお会いして励ましの言葉をいただけたことにとても力づけられました。挫けそうになった時もこの経験が私を勇気づけてくれると思います。
Q5. 未来の参加者へのメッセージ
応募を迷っている方へ、まずは気軽に留学相談会や説明会に参加してみてください。留学へのヴィジョンが明確になると思います。また、留学の情報収集は早めに行うことをおすすめします。みなさんがチャンスを掴むこと、応援しています。
N・Tさんの声(女子,参加当時2年生)
かけがえのない法学体験
Q1. 研修に参加して良かったと思うことは何ですか?
多種多様な経歴をもつ方々のお話を伺えたことです。ハワイ大学の講義ではアメリカの法律をアメリカで法律家を目指す学生に教えている先生方から学ぶことができ、学生の意見を求めるより双方向的な講義を体験できたことはもちろん、アメリカだけでなく日本、韓国、スウェーデンからも集まってハワイで研究をする先生方の多様な話を聞けたことは貴重な体験だったと思います。社会科学部の授業を受け、総合大学である明治大学で他学部履修することを考えるようになったのも研修に参加したことによる影響が強いと思います。フィールドトリップで見学に行った先でも、そこで働く方々のお話を聞きましたが、出会う人々の多様さに驚くばかりで、日本社会が画一的な社会であることを、身を以て体験できました。特に、同性愛者であることを公表しているマッケンナ判事のお話はジェンダー平等の社会を目指す上でも、性的少数者を排除しない社会の構築を考える上でも勉強になりました。
Q2.研修に参加したことで、どんな力がつきましたか? どんな点が成長したと思いますか?
寛容に事物を捉えられるようになったと思います。教授陣をはじめ、多くの法律に関わる専門家の方々と
Q3.研修に参加したことで、今後の学習面と将来のキャリアに関し、どんな気づきがありましたか?
研修を通じて自分がいかに不勉強で学問に対して怠惰であったかを強く感じました。基礎知識がないために先生方への質問も浮かばず、貴重な経験を最大限に活かすことができませんでした。そのため、3年次以降は勉学に励み、法学部生として恥ずかしくない人間になろうと決意しました。学問分野としては新たに移民法に興味を持ちました。移民国家であるアメリカでは厳格に移民を分類し、法制度によってそれぞれの取り扱いを決定していますが、日本は歴史的に見て移民の受け入れに積極的ではなかったこともあり、冷戦以後のグローバル化の時代に適応した外国人受け入れ制度が確立できていないように感じました。発展途上にある日本の入国管理に関わる法律を学びたいと考えるようになりました。
Q4. 研修中の一番の思い出は何ですか?
他の研修参加者と、休み時間などにその日の講義について話し合ったことです。明治大学からの参加者だけでなく、愛知大学の学生や琉球大学の学部生・院生ともグループワークや休憩時間の会話を通じて親しくなり、意見の交換ができたため印象深かったです。日本語でも聞いたことがないようなテーマについて考えるのは非常に難しく、上手く考えがまとまらないもどかしさもありましたが、お互いに意見を出し合いながら理解を深めたり、勘違いしている点を指摘し合ったり、自分には思いつかないような発想にひたすら感心したりしながら、独学ではなく多くの学生が集まって同じ教室で講義を受けることのありがたさを感じました。他大学の学生と講義について話し合う内に友達になったり、一緒に先生に質問をしに行ってまた話し合ったり、先生も含めて記念撮影をさせてもらうこともありました。ハワイに行かなければ出会えなかった人々との交流が私にとっての一番の思い出です。
Q5. 未来の参加者へのメッセージ
第一に、少しでもこのハワイ法学研修に興味を持ったらぜひ応募してほしいです。もしも、英語に自信がない、あるいは海外に行ったことがないことで躊躇しているなら、それは気にする必要がないと言うこともお伝えします。講義の内容は簡単ではないですが、先生方は学生たちの質問を期待してくださっている方々ばかりです。つまり、やる気と基礎的な英語能力があれば問題ないということです。また、個人的には法学部生になってみいたものの法学の魅力に気づけていない方にも本研修はおすすめです。特に1,2年生の方は日本の三法を学ぶばかりで難しい、苦手だという感情に支配されているかもしれませんが、法律が世の中でどのような役割を果たしているのかをハワイでの実例を通して学ぶことができ、異なる法体系の社会との比較の中で日本の法律に対する理解が深まります。ハワイでしか出会えないかけがえのない体験があなたを待っています。
M・Nさんの声(女子,参加当時1年生)
ハワイ大学法学研修での経験
Q1. 研修に参加して良かったと思うことは何ですか?
普段とは異なった環境で学ぶなかで新たな考えや多角的な視点を得ることができた。特に授業では日米両国を比較する機会が多く、法制度や社会システムについて深く考えることでそれぞれの良い点悪い点に気づき、母国日本の現代の制度に何を取り入れることができるか、逆にどのような影響を海外に与えることができるのかと言ったことについて考察できた。
Q2.研修に参加したことで、どんな力がつきましたか? どんな点が成長したと思いますか?
物事を比較し、利点欠点を見つける力を養うことができた。日本とアメリカの法制度だけでなく、それぞれの環境保全の態様、社会構造、文化的背景、男女格差など多岐にわたる分野について教授や仲間たちと比較し検討する機会が常に設けられていたので冷静に物事を見極め判断する力がついた。
Q3.研修に参加したことで、今後の学習面と将来のキャリアに関し、どんな気づきがありましたか?
何よりも裁判官を目指す上で、ハワイ高等裁判所、最高裁判所の判事の方々に直接質問してお話を聞くことができたことで今後のキャリアについて非常に真摯に考えさせられた。
Q4. 研修中の一番の思い出は何ですか?
授業やお友達・教授との時間全てが非常にいい思い出だが、強いて言うならフィールドトリップで様々な場所を巡って興味深い話を聞けたのがとても印象的だった。一つ一つのお話がとても新鮮で、聞くたびに新しいことを発見することができ、毎回とても楽しみだった。また、授業以外でもキャンパスの中を散策したり、学食や売店に行ったり、海外大の雰囲気を存分に味わうことができてとても新鮮だった。
Q5. 未来の参加者へのメッセージ
とにかく迷ったら踏み出してみること!!最初は不安でも行ってしまえばなんとでもなります。今しかないチャンスを不安だから自信がないからという理由で諦めてしまうのはもったいないので、法学部や明大サポート、先生方が完全にサポートしてくださる環境で安心して挑戦してみてほしいです。