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総合数理学部

【総合数理学部】菅原 歩華さん(先端メディアサイエンス学科3年)・宮下 芳明教授がEC2026で対話発表賞を受賞

2026年09月24日
明治大学 総合数理学部

表彰状とともに表彰状とともに

デモ展示風景デモ展示風景

2026年9月1日から3日に京都産業大学で開催されたエンタテインメントコンピューティング2026において、総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 菅原歩華さん(学部3年)と宮下芳明教授の「Virtual Roast: 焼かずに焦げを付加・調整するデバイス」が、対話発表賞を受賞しました。本賞は、参加者投票に基づき、全てのデモ・ポスター発表の中から優秀な研究発表におくられるものです。

焦げは食事において特有の風味や味の変化をもたらす重要な要素です。しかし、自分の欲しい焦げを意のままに調理することは容易ではありません。そこで本研究は、食材を焼かずに焦げの風味を調整・付加できるデバイスを提案するものです。

具体的には、焦げを「甘さ」「香ばしさ」「苦み」「煙感」の4つの風味要素に分解し、それぞれを提示する食材を割り当てます。ユーザはスライダー調整で各風味要素の付加量を決め、開始ボタンを押すだけで、入力に応じた量の素材が自動で食材に吐出される仕組みです。

今回は特にマシュマロの焦げに着目して素材選定を行い、当日の試食でも焦げを付加したマシュマロを提供しました。素のマシュマロ、甘めの焦げを付加したもの、苦めの焦げを付加したものの3種類を食べ比べていただき、「違う焦げだ」「苦いほうが焦げを感じる」「甘いほうが好き」といった声が寄せられ、焦げに対する好みが人によって異なることがうかがえました。

本研究が発展すれば、焦げを調味料的に気軽に扱えるようになります。菅原さんは「マイナスなイメージをもたれがちな焦げで、食の楽しみの幅を広げることに貢献したい」と考えており、将来的にはかき氷など本来焦げることのない食材にも、焦げを付加できるようになるとの展望を示しました。

【受賞論文】
菅原歩華, 宮下芳明. Virtual Roast: 焼かずに焦げを付加・調整するデバイス. エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2026論文集, Vol.2026, pp.561-565, 2026.