2026年9月1日〜9月3日に京都産業大学(京都府)で開催されたエンタテインメントコンピューティング2026(EC2026)において、総合数理学部先端メディアサイエンス学科3年の岸本詩乃さん、宮下芳明教授の「S.A.K.E.(Sake Amakuchi-Karakuchi Editor):日本酒の甘口・辛口の印象を1本のスライダーで制御するデバイス」が対話発表賞を受賞し、レコメンデモに認定されました。
対話発表賞とは、参加者投票に基づき、デモ・ポスター発表の中から優秀な研究発表に授与される賞です。また、レコメンデモは、専門家から高く評価されたデモ発表を認定する制度です。
本研究は、日本酒の「甘口・辛口」の印象を、1本のスライダー操作によってユーザの好みに合わせて調整できるシステムを提案したものです。日本酒の甘口・辛口の印象には、日本酒度や酸度、アミノ酸度など複数の要素が関係しています。提案システムでは、ユーザがこれらの専門的な数値や複数の成分を個別に操作する必要がなく、スライダーを操作するだけで、糖、酸、アミノ酸などの添加量を算出し、ベースとなる日本酒に自動で添加することができます。
これにより、「もう少し甘口にしたい」「もう少し辛口にしたい」といった個人の感覚に合わせて、日本酒の甘口・辛口の印象を手軽に調整できるようになります。
デモンストレーションでは、来場者が実際にスライダーを操作して日本酒を調整する実機体験と試飲を実施し、多くの来場者に研究成果を体験してもらいました。
岸本詩乃, 宮下芳明. S.A.K.E.(Sake Amakuchi-Karakuchi Editor):日本酒の甘口・辛口の印象を1 本のスライダーで制御するデバイス. エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2026論文集, Vol.2026, pp.489-494, 2026.