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大学における学びに関するアンケート(2015年度実施)

 本学の理念・目的や3ポリシーの有効性、修学支援の適切性、大学の組織的な教育研究支援に対する学生の評価など、本学全般の現状を学生の実態から把握し、今後の改善計画に資するために、学生へのアンケートを実施しました。
今回のアンケートの内容は,過去の試行版の検討結果、また大学評価結果における指摘事項等を踏まえ、アンケートのタイトル(前回名称「学修環境に関する学生アンケート」及び一部設問を変更して実施しましたが、過去のアンケートとの継続性を考慮したものとしました。
  アンケートの実施期間は2015年11月~12月にかけて行い、実施方法は所属学部事務室を通じてアンケート用紙を配布・回収しました。凡そ、在籍学生の5%を抽出することを予定していましたが、結果として在籍学生33,306名のうち、1,731名(全体の5.2%)から回答を得ました。
このたび、実施結果を基に、主要な設問の分析結果を以下のとおり公表します。今回、実施したアンケートの結果は、実施方法・時期、質問項目などについて引き続き分析を続けます。なお、学生の皆さんからいただいた意見については、担当する各部署で改善に役立ててまいります。
 
明治大学自己点検・評価全学委員会

 

(1)明治大学の建学の精神「権利自由・独立自治」についての認知度

本学の建学の精神「権利自由・独立自治」について、全体として「意味までよく知っている(9.9%)」「言葉だけ知っている(46.7%)」は、合わせて56.7%となっている。学年別の回答について、全学年とも肯定的意見の値に大きな差がない。前回同調査においての肯定的意見は58.1%であり、今回調査は値的にはやや下回るもののほぼ横ばいである。

(2)授業科目の体系(カリキュラム)の満足度

授業科目の体系(カリキュラム)に対する満足度について、全体では「満足である(11.8%)」「どちらかといえば満足である(61.9%)」という肯定的回答率が73.7%である。学年別に見ると「満足である」という回答が4年生では若干高くなっている。肯定的回答については2年生が7割を下回るが、その他の学年で大きな差異はない。研究科においては肯定的回答が8割以上を占める。

(3)「大学で学びたい」と思ったことに対する達成度

大学で学びたいと思ったことに関する達成度について、全体では「十分学べている(11.1%)」「ある程度学べている(60.7%)」という肯定的回答が71.8%であった。肯定感は学年進行につれて上がっていく傾向があり、1年生では6割程度であった肯定的回答が4年生では8割を超える。この回答傾向については前回調査と同様である。研究科においては9割以上が肯定的な感想を持っている。