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2025年度入学記念講演

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  知の世界を歩くための私の技法

杉原 厚吉(すぎはら こうきち)

明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)研究特別教授



1973年東京大学大学院工学系研究科計数工学専門課程修士課程修了後、電子技術総合研究所、名古屋大学、東京大学などを経て、2009年明治大学研究・知財戦略機構先端数理科学インスティテュート特任教授。2019年より現職。
錯視研究の第一人者。専門は数理工学。ロボットの目の開発をきっかけに、情報処理の手法により開発した視覚と、人間が脳で判断している視覚のふるまいの違いに着目。以来、主軸となる研究の合間を縫い、目で物を見て、目の前にあるものの形を判断する「立体知覚」という人間の知能の現象について研究を進める。
2009年、60歳で明治大学に着任。立体錯視をメインとした研究に取り組む。さまざまな不可能立体を創作し、立体錯視アーティストとしても活躍。国際ベスト錯覚コンテスト優勝4回、準優勝2回。錯視立体作品が台湾・国立故宮博物院で特別展示されるなど、多くの科学館・美術館で展示の実績を持つ。
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