Go Forward

ズームアップ -meidai sports- <492> 夢の舞台へ着々と 柔道部主将 上川 大樹



ロンドン五輪代表を期待される、本学の上川主将が全日本選抜体重別選手権大会で優勝した。五輪代表権獲得のために重要な世界選手権へ一歩近づいた。「組み手とスタミナを中心にした。成果が出てよかった」と着実に進歩している模様だ。

昨年、東京で開催された世界柔道選手権大会を補欠選出ながら見事に制し、日本柔道界に名を轟かせた。重量級の中でもピカイチの切れ味を持つ足技を武器に数々の強豪を畳に沈めていった。まだその戦いぶりに課題は多いものの、上川主将の成長にかける日本代表首脳陣の期待は大きい。

それだけに、4月29日に行われる全日本柔道選手権大会では結果が求められる。この大会は全日本の選手が階級に関係なく競う「日本最強」を決める大会だ。「この大会で優勝できれば、来年の五輪に繋がる」と上川主将にも気合が入る。これから時が経つにつれて、代表権争いは熱を帯びていき、負けられない戦いが続く。その中で栄光ある本学柔道部の歴史に新たな1ページを刻めるのか。上川主将の真価が問われる1年になることは間違いない。

(かみかわ・だいき 経営4 崇徳高校出身 185cm・140kg)

文・写真:田中敬祐(文3)