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黒耀石研究センター センター員がダブル受賞

池谷氏 第1回日本考古学協会大賞

明治大学黒耀石研究センター

池谷信之氏は5月28日、第1回日本考古学協会大賞を受賞した。受賞大賞は著作『黒曜石考古学-原産地推定が明らかにする社会構造とその変化-』(新泉社 2009年)。

日本考古学協会は考古学分野における日本最大の学会で、2010年に考古学上の優れた功績を表彰する本賞を創設。池谷氏は協会賞最高である大賞の、栄えある第1回受賞者となった。

池谷氏は、本学文学研究科博士前期課程修了後、本学で博士(史学)を取得。現在は沼津市文化財センターで勤務するかたわら、黒耀石研究センターのセンター員として研究活動を続けている。受賞の対象となった著作は、博士論文を元にして刊行された。

隅田氏 日本地質学会研究奨励賞

隅田祥光氏がこのほど、日本地質学会研究奨励賞を受賞した。表彰は9月9日、日本地質学会学術大会で行われる。受賞対象は「夜久野オフィオライト朝来岩体における古生代海洋内島弧地殻の形成と進化過程」(隅田祥光・早坂康隆,地質学雑誌115号 2009年)。

本賞は、優れた論文を発表し今後の活躍が大いに期待される若手研究者に与えられる。

隅田氏は本年5月から黒耀石研究センターで特別嘱託職員として勤務する一方、黒耀石研究センターのセンター員として研究活動を行っている。

明治大学黒耀石研究センター

2000年度の学術フロンティア推進事業「石器時代における黒曜石採掘鉱山の研究」にもとづき長野県小県郡長和町に設置された。日本で唯一の黒曜石と人類史に関する研究施設。2001年設立。隣接する長和町立の黒耀石体験ミュージアムでは、展示や体験学習を通した生涯学習が展開されている。

所在地:長野県小県郡長和町大門3670-8