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大学院教育懇談会 大学院役職者と兼任講師が情報共有

開催趣旨を述べる吉村大学院長

明治大学大学院は6月4日、第2回大学院教育懇談会を駿河台キャンパス・リバティタワーで開催した。

大学院各研究科では2010年度から兼任講師が所属。この懇談会は、大学院役職者と兼任講師が一堂に会し、大学院の教育理念・人材養成の目的などを再確認するとともに、FD活動、ハラスメント問題等をはじめ、情報交換、情報の共有化を図ることを目的とするもの。東日本大震災の影響により、6月に延期して実施し、30名を超える大学院役職者、兼任講師が参加した。

吉村武彦大学院長(文学研究科)のあいさつの後、藤江昌嗣・大学院教務主任(経営学研究科)の進行で、まず、臨床心理士で明治大学学生相談室特別嘱託相談員の谷地森久美子氏が「学生相談にみる大学院生のメンタルヘルス」を題材に事例報告。組織的な対応、情報共有、連携のあり方など専門的見地から提起し、「学生の変化に気づくよう、目を配ることが重要」と語った。

続いて、谷地森氏の報告を受け、「大学院における学生指導のあり方」をテーマに、千田亮吉・大学院教務主任(商学研究科)、宮腰哲雄・大学院教務主任(理工学研究科)が、人文社会科学系、自然科学系それぞれの研究領域に則した現状、課題等を報告。谷地森氏を交え、活発な質疑が展開された。

会場を移した懇親会では、大学院の教育・研究のあり方、研究テーマに係わる情報交換など、尽きることのない語らいの輪が広がった。