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震災ボランティア学生が企画・運営 大船渡でマジックショー開催

大盛況となったマジックショー 大船渡ボランティアセンター。受け付けを済ませると、その時に必要とされる作業(ボランティア)が割り振られる

東日本大震災から約4カ月となる7月10日、復興ボランティア活動に従事する明大生6人が被災地支援の一環として、岩手県大船渡市の避難所を兼ねている特別養護老人ホーム『富美岡荘』で、世界的マジシャン・関根祐氏による「マジックショー」を開催。120人超が舞台を楽しんだ。

今回のショーは、明治大学震災復興支援センターと、大船渡市関係者との意見交換の中で実施が決定した。具体的な企画や当日の運営は、学部間共通総合講座「東日本大震災に伴うボランティア実習」を受講する学生たちが担当した。

マジックショーにあたり担当学生6人は、震災復興支援センターの水野勝之副センター長(副教務部長・商学部教授)引率のもと、夜行バスと新幹線に分かれて前日の9日午前に現地入り。午後は大船渡市ボランティアセンターに登録し、津波被害で濡れたまま放置されている個人宅の家財撤去作業のボランティアに従事した。

翌10日の午前は、空き地の草刈りボランティアにあたるも、余震にともなう津波警報発令により避難、作業は中止された。同午後のマジックショーは成功裡に終え帰京した。

参加学生らは、「行く前は、邪魔になるだけで出来ることは無いのではと思っていたが、とても感謝されて良かった」「出来ることは限られていて、もどかしさはある。でも、身をもって、やることは沢山あることを知った」などと感想を述べ、「継続していくことが大切だ。できることを続けたい」と語った。