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創立130周年 父母会が1億3000万円を寄付

納谷廣美学長をはじめ各地区の父母会長、大学役員・役職者ら見守る中、 丹澤父母会長より長堀理事長(右)へ1億3000万円の目録が手渡された

明治大学連合父母会は7月23日、『明治大学被災学生支援義援金』に5000万円、『明治大学未来サポーター募金』に8000万円、合計1億3000万円を寄付した。

寄付金目録の贈呈は、同日行われた全国57地区の父母会長会議に引き続き、駿河台キャンパスリバティタワー23階の岸本辰雄記念ホールで開催された大学役員・役職者との懇談会の冒頭で行われた。

同日の父母会長会議で新連合父母会長に選出された丹澤正彦会長は、各種募金に対する父母の思いを説明した上で、「学生たちの高い理想を支え理解する人々。それが我々(父母)の存在意義だと思う」と述べ寄付目録を長堀守弘理事長へ手渡した。長堀理事長は、「大変ありがたく貴重なもの。有効に使わせていただく」と謝辞を述べた。

各種募金への父母の想い(要約)

『明治大学被災学生支援義援金』5000万円

明治大学は、東日本大震災で被災した2012年度入試の受験生に対して、入学検定料(受験料)を全額免除する事を決定した。また、今年度経済的に著しく困難な状態が続いている被災学生を対象に実施している授業料減免や修学助成金(年額72万円)等の特別措置について、来年度以降も継続していく事を併せて決定した。これらの措置は、震災で父母の死亡や実家の全壊等の被害を受けた受験生・在学生とともに、福島第一原子力発電所事故により避難区域に設定された地域出身の受験生・在学生も対象となり、多額の支援が必要となる。明治大学が行うこの特別措置を父母会は支えるとともに、引き続き在学生父母の賛同を願う。

『明治大学未来サポーター募金』計8000万円

奨学サポート資金 2750万円
父母会が学生の勉学を支える『連合父母会緊急給費奨学金』『連合父母会一般給付奨学金』『連合父母会特別給付奨学金』『連合父母会災害時特別給費奨学金』等とあわせ、より一層の奨学金制度の充実を願う。

スポーツサポート資金 2250万円(体育会45部へ各50万円)
体育会は大学を支える原動力となっている。体育会に所属している学生の父母は、経済的支援だけでなく、ひとかたならぬ愛情を注いで学生の自主的な活動を支援している。一方、体育会に所属していない学生の父母にとっても、その活躍は非常に勇気を与えるものである。

キャンパス整備サポート資金 1000万円
学生の学習環境整備は常に継続して行われることが必須である。明治大学は2012年度に和泉キャンパス新図書館、黒川農場、2013年度に中野キャンパス、駿河台キャンパスC地区の新教育・研究棟の利用が開始される。

国際化サポート資金 1000万円  研究サポート資金 1000万円
「明治大学は世界へ!」が未来への基本理念だ。大学の国際化、研究活動の充実は、根幹をなす教育とも密接に結びつき、学生の未来を拓くものである。