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未来サポーター募金

未来サポーター募金が開始されて1年が経ちました。この間多くのご校友の皆さまからご支援をいただきました。今回はその中から次のお二人の方からのご寄付に対する想いをご紹介いたします。

「学恩」に報いる

小山 修(1976年大学院政治経済学研究科修士課程修了)

北海道網走から上京し、昭和43年二部商学部を卒業、特研、そして大学院と12年間大学にお世話になりました。その間、故宮下特五郎教授、故喜多登教授、故中澤守正弁護士など多くの大学関係者に貧乏のどん底の中でご指導を頂いて来ました。

私が大学に寄付できるようになったのは創立120周年の頃からで、それ以前は逆立してもできませんでした。当時の校友会代議員総会で私は発言しました。

「家の中には何度も御祝い事があります。その都度少額ですが寄付をしたい。ですから、一生かけて寄付しますので、『累計で表示』してくれませんか」

それ以来10年余り「明治大学広報」に累計での記載を確認しております。校友会は125年経つ古い組織でありますが、一人の意見を採択してくれる若い組織です。

私は大学への寄付は学問への恩返し、すなわち「学恩」に報いることと考えております(私の所持する広辞苑に「学恩」という言葉はない)。

長男修平は明治大学を卒業し、私と同じコースをたどり、今年私の税理士事務所に勤務するとともに公認会計士事務所を開設致しました。これも大学のおかげです。

私はキャンパス整備サポート資金に寄付しておりますが、寄付金にもスピードが必要と考え、今年東日本大地震が発生し、明治大学に通う学生達に勉学が続けられるように3月末に少額ではありますが、寄付させていただきました。

人生はチャレンジだ!

吉仲 崇(2007年文学部卒業)

まずはじめに、3月11日に発生した東日本大震災によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。また被災された皆様が1日でも早く元の生活に戻れるよう、私自身微力ながら、日本赤十字社への寄付を通して協力していきます。

私は学生時代、日本学生支援機構と明治大学から奨学金をお借りしていました。そのおかげで勉学に集中することができ、また有意義な4年間を過ごせたと思っております。多くの友人や教職員の方々との出会いで、人間的に大きく成長できました。私が未来サポーター募金に少額ながら寄付を行う理由は、一人でも多くの明大生に中身の濃い大学生活を送っていただきたいとの思いからです。

大学での4年間はあっという間に過ぎてしまいます。私の悪文を読んでいただいている明大生の皆さんにはいろいろなことに挑戦してほしいと思っています。私が尊敬する故ジャンボ鶴田さん(プロレスラー)の名言で、「人生はチャレンジだ!チャンスはつかめ」というものがあります。チャンスは向こうからはやって来ません。自分から動いて取りに行くものです。ぜひ目の前にある好機を掴み取って下さい。

最後になりましたが、母校明治大学のますますのご発展を祈念いたします。