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GMUN体験記 柳下 大輔(政治経済学部3年)

中国の学生と明治大学から参加した稲垣さん(左) インドネシアの学生と明治大学から参加した松田さん(右) ケニアから来た学生と文化交流イベントで

国連主催の模擬国連世界大会(GMUN)では、参加学生は世界各国から選考され集まってきます。そのような 大会にGMUN-Japan代表団として日本模擬国連から参加しました。大会テーマは「持続可能な開発」で、会議は第一から第四委員会に分かれており、私 は第三委員会のマイクロネシア大使として会議に参加しました。

第三委員会では、「持続可能な開発のための教育」そして「ジェンダーと持続可能な開発」という2つのテーマで議論されました。難しい議題の中で、各国の 学生は担当する国々の大使として議論に参加し、全体と協力しながら合意文章を作り上げていきます。その作業の中で、多くの国の学生たちの考えや文化に触れ られたことは自分自身にとってとても大きな学びとなりました。さらに今回の大会は、会議だけでなく会議後の夕食で韓国文化を知る、伝統的なダンスや演奏な ども楽しめ、充実した日々を送ることができました。

充実した1週間でしたが、自身の力不足も感じました。世界各国から来ている学生は語学の面だけ取っても、母国語・英語、そしてもう一つの言語を話せる人 が大半を占めていて、母国語の日本語と多少の英語しか話せない自分の未熟さを感じました。他にも自分の意見を主張する力、スピーチ力などこれから自分が身 につけていかなければならない力が今回の会議を通じて見えてきた気がします。

また一方で、日本人そして自分の、世界に通用するかもしれない「力」もわかりました。それは話を聞く力と、一つ一つ細かく丁寧に作業をしていく力です。 これから国際社会で活躍したいと夢見る中で、日本人の持つ良いところを伸ばしていくことは、とても大切でそれが将来自分の為になるのだろうと大会を通じて 感じています。

これからは大会で得たモノを、自分なりにしっかり育てていきたいと考えています。