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第5回お茶の水JAZZ祭’11

今年で90歳を迎える最年長指揮者宮間氏のパワフルなリード 宇崎さん・阿木さん夫妻 軽妙なトークも楽しみのひとつ

秋の恒例行事となった「第5回・お茶の水JAZZ祭」が10月8日、駿河台キャンパス・アカデミーコモン3階ホールで開催され、1000人超のジャズファンが詰めかけた。

本JAZZ祭は、校友の宇崎竜童氏(作曲家・ミュージシャン、1966年法卒)と阿木燿子氏(作詞家・女優、2008年度特別卒業認定)夫妻による、 「母校明治大学とお茶の水への恩返し」という思いから始まった。音楽を通じた千代田区の町おこし事業のひとつとしても位置付けられ、明大生らで組織される 「街づくり道場」メンバーも運営に携る。

3部構成となったステージは、日本のビッグバンド界を長年リードしてきたニューハードとリーダーの宮間利之氏がトップを飾った。宮間氏のリードに、ヴァイオリニストの寺井尚子氏、ドラマーの大隅寿男氏をゲストに迎えたコラボレーション演奏で観客を魅了した。

続く第2部では、国内はもちろん世界で活躍するドラマーの神保彰氏が登場。アコースティックドラムと電子ドラムを融合させた衝撃的な演奏で、会場のボルテージを一気に高めた。

トリとなる第3部を務めたのは日野皓正カルテット。9歳からトランペットを始め、アーティストとして国際的に活躍する日野氏らの夢の共演に、会場はオールスタンディングとなり、興奮のうちに幕を閉じた。