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企業と大学との就職懇談会

次代を担う若者のために、 企業と大学の貴重な機会となっている 就業意識の多様化による「大学の使命」と 「人事採用のあり方」を提言する牛尾教授

明治大学就職キャリア支援部は10月26日、明治大学の役員・役職者と各学部・大学院の就職担当教員が企業の採用担当者と情報交換を行う「企業と大学との就職懇談会」を駿河台キャンパスで開催した。

この懇談会は、明治大学側から教育内容や就職支援の現状について、企業側からは採用状況や採用意欲などの情報を交換することで連携を深め、就職と採用、双方の活動に役立てようと毎年大学が開催しているもの。今年は387企業と大学側100人が出席した。

懇談会は二部構成で行われ、長堀守弘理事長からのあいさつに続き、第一部では情報コミュニケーション学部の牛尾奈緒美教授が「大学生の就業意識と就職先の決定プロセス」と題して講演した。内閣府「男女共同参画推進連携会議」の有識者議員をも務める牛尾教授は講演で、2001年と2008年の研究調査結果を比較しながら、学生の就業意識が多様化してきていることを示し、企業もニーズに合う人事採用のあり方を検討するべきだと提言した。

第二部の懇談会では、納谷廣美学長があいさつに立ち、「世界へ」をコンセプトに掲げ、創立130周年を契機に展開するグローバル人材育成への取り組みを紹介。「どんな困難にも『前へ』の精神で立ち向かう明大生は、これからの時代に戦力になる」と語り、あらためて明大生の力強さをアピールした。

会場では大学側出席者と採用担当者による活発な情報交換が行われ、参加者からは「このような取り組みを全学的におこなっている大学は少ない。教員と情報交換ができる貴重な機会」などの声が聞かれた。