Go Forward

創立130周年記念事業 シェイクスピアプロジェクト『冬物語』を公演

多くの支えと、 学生たちの力を一つにシェイクスピア劇に挑んだ 迫力の演技!クライマックスでは思わぬ展開に 舞台脇では打楽器や弦楽器によるアンサンブル

明大生がシェイクスピア劇に挑む「明治大学シェイクスピアプロジェクト」2011年度公演『冬物語』が11月18から20日の3日間、駿河台キャンパス・アカデミーホールで、明治大学連合父母会・明治大学校友会・明治大学校友会千代田区地域支部の後援により開催された。3200人が来場した公演は、追加を含む全5回行われ、学生が創り出すエネルギッシュな舞台に多くの観客が魅了された。

2004年から始まった明治大学の文化発信プロジェクトは、8回目を迎えた今年から、よりシェイクスピアを知ってもらいたいと、名称を「シェイクスピアプロジェクト」と変更。昨年度までの「文化プロジェクト(文プロ)」の経験などを継承し、キャスト・スタッフはすべて学生で構成。台本や衣装の作成、運営・広報などの一部に専門家の指導を受けるも、すべてを学生が主体となって準備し、見事な舞台をつくりあげた。

『冬物語』は、シチリア王の苛烈な嫉妬心が起点となりストーリーが展開する喜劇で、喪失と再会・再生をテーマとしたシェイクスピア晩年の作品。劇中では、打楽器や弦楽器の演奏による音の演出も加わり、2時間半の上演時間を感じさせないシェイクスピア劇となった。

明治大学の文化発信としてすっかり定着したシェイクスピアプロジェクト、第9回公演となる来年は、『お気に召すまま』の上演が予定されている。