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市川ゼミ 第6回学生まちづくりプレゼン大会で 優秀賞受賞

市川先生を囲んで

政治経済学部の市川宏雄ゼミナール(都市政策)がこのほど、東京商工会議所が主催する「大学・地域の協働による学生まちづくりプレゼンテーション大会(対象地域:品川区)」に参加し、11月15日に行われた表彰式で優秀賞を受賞した。

第6回目の開催となった本大会では、東京商工会議所が大学等と連携して、品川区全域を対象に、商業・地域活性化、景観、建築などさまざまな観点から学生の提案を募集。品川区および品川区商店街連合会等の後援のもと、商店街活性化、地域資源の活用、商業拠点間の回遊性向上などをテーマに、同区の活性化につながる提案が行われた。

8大学から13チームが参加する中、鈴木万織さん(政経3)を代表者とする市川ゼミ15期生21人のチームは、「旧東海道品川宿エリアから日本の過去と現在を知ろう!」とし、「旧東海道RE-BORN計画」と題する提言を行った。

提案では、北品川・青物横丁、立会川と勝島運河・京浜運河等を含む周辺地域をネットワーク化し、既存イベントの再検証、空き店舗の活用、施設整備・景観整備等に関わる具体的な構想とともに、ソーシャルメディアを利用したサービスも示され、優秀賞の獲得となった。

品川区中小企業センター(品川区西品川)で行われた表彰式では、山田恵美子品川区副区長の開会あいさつ、浦山嗣雄品川商店街連合会会長のあいさつの後、宮下正房審査委員長から鈴木さんらに優秀賞の賞状と副賞が授与された。

講評で市川ゼミ鈴木チームの提案は、「『品川の旧東海道沿いに来ると、日本の過去と現在がわかる』というコンセプトの下、ストーリー性を持たせて提案していく手法が高く評価された。既存のイベント事業を評価・分析し、知名度向上策やエリア間の連携策を練り上げた上で、計画実行に至るまでのアウトラインも示されており、まちの活性化の参考となる提案である」との高い評価を受けた。

優秀賞受賞を受けて鈴木さんは、「地元の皆さま、関係者の皆さまと練り上げた提案がこうした賞をいただき嬉しい。まちづくりの魅力・難しさを学ぶことができ、大変勉強になりました。こうした機会をいただき、ありがとうございました」と受賞の喜びを語った。

同大会はこれまで、新宿区四谷地域、墨田区全域、文京区全域、台東区全域、世田谷区全域を対象に行われており、市川ゼミは各大会で最優秀賞はじめ各賞を受賞している。