Go Forward

「アジア節水会議」設立 第1回会議とシンポジウムを開催

節水の意義について熱弁を振るう坂上教授

アジア諸国での“節水型社会”の実現を目的とする「アジア節水会議」(代表幹事:坂上恭助理工学部教授、事務局:明治大学新給排水システム研究所)が2011年12月17日に設立され、駿河台キャンパス・紫紺館で同日、第1回会議とシンポジウムが開催された。
 
アジア節水会議は日本のほか、中国、韓国、台湾、中国香港の研究機関と、各国の水・環境・建築分野の研究者らで構成。エネルギー資源と違い、代替のきかない貴重な資源である水資源の保全・有効利用に取り組むとともに、節水機器の普及によるCO 2削減への寄与も目指している。
 
シンポジウムでは、坂上教授からの設立主旨説明に続き、それぞれの国を代表する第一線の研究者が各国の水事情や研究成果、節水の意義などについて基調講演。出席した多くの研究者や関係者からは質問も相次ぎ、満員の会場は熱気に包まれた。

最後に、坂上教授が「各国で今後も手を携えていく事が確認できた。まずはアジア全体で節水型社会を実現していき、同時並行で世界に発信していければ望ましい」と総括・提言を行い、シンポジウムは大盛況のうちに終了した。第2回会議とシンポジウムは本年10月末、中国にて開催を予定している。