Go Forward

「植村直己冒険賞」受賞者発表

受賞後の喜びを語る斉藤氏

明治大学が誇る世界的な冒険家・植村直己氏(1964年農卒)を讃えて創設された2011「植村直己冒険賞」の受賞者発表が2月16日、駿河台キャンパス紫紺館で開催され、ヨットで単独「最高齢・最多」世界一周を達成した斉藤実氏が受賞した。

同冒険賞は、植村氏の出身地である兵庫県豊岡市が、植村氏の精神を継承し、人々に夢や希望、勇気を与えるような創造的な活動を行う個人または団体を表彰するもので、今年が16回目の表彰。明治大学は1996年の創設時から協力している。

斉藤氏は「私はヨットマン。植村さんは登山家であり、海の人間は選ばれないと思っていたので非常に嬉しく思う」と受賞の喜びを語り、日本の若者に対して「厳しい社会に出ていくのと同様に、厳しいスポーツにも鞭打って出てきてもらいたい」と呼びかけた。

展覧会 冒険家・植村直己の足跡

山岳部の合宿のあと、単独で登山をする植村直己(1963年)=植村冒険館蔵

植村直己は明治大学入学とともに山岳部に入り、卒業後は海外の山をめざして世界を放浪した。その後、日本人初のエベレスト登頂、世界初の五大陸最高峰登頂、北極点への犬橇単独到達など数々の業績を冒険史に残す。本展示会では冒険の原点である明治大学山岳部の活動に始まり、その生涯にわたる冒険の足跡をたどる。極限で撮影された写真と実物資料を通してその生き様にも触れる。

会期
4月26日(木)~5月27日(日) ※会期中無休

場所
明治大学博物館
(東京都千代田区神田駿河台1-1 アカデミーコモン地階)

入場料
無料

主催
公益財団法人植村記念財団
明治大学体育会山岳部