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大学院法学研究科 韓国刑事政策研究院との協力協定締結記念講演を開催

研究交流の発展を祈念して納谷学長(前右)と金日秀院長(同左) 博物館(刑事部門)を見学する金院長 講演する金翰均研究員

明治大学大学院法学研究科は3月15日、駿河台キャンパス・リバティタワー15階で法学研究科と韓国刑事政策研究院・協力協定締結記念講演を開催した。

この記念講演は、本年1月に法学研究科と韓国刑事政策研究院が協力協定を締結したことを記念して催されたもの。

講演会は、金日秀・韓国刑事政策研究院長が「韓国刑法改正における保護監護制度の再導入」をテーマに基調講演を行った。司会は法学研究科長の村上一博教授(法学部)、進行を上野正雄教授(法学部)が、通訳は本学修了生(2010法研D)で韓国刑事政策研究院の安成訓研究員が務めた。続いて韓国刑事政策研究院の金翰均研究員が「Sentencing Commission and Sentencing Guidelines in Korea」をテーマに、韓国・アメリカ・イギリスについての量刑ガイドライン等を国別に紹介。聴講した大学院生らにとって他国の刑事法を知る良い機会となった。

講演終了後は、リバティタワー23階の貴賓室に移動し、納谷廣美学長、勝悦子副学長(国際交流担当)、吉村武彦大学院長らも交えて今後の交流について懇談した。

納谷学長は協定に基づく講演に謝意を述べ「これを積み重ねて日韓の研究を進めたい」と期待を語ると、金院長も「(韓国には)一度、縁を結べば家族になるという伝統があり、この訪問にとても親近感を感じている。今後も共同研究などを推進し、多くの研究成果を生み出したい」と今後の研究交流の発展に期待を膨らませた。